シャルルドゴールで、惚れなおした話
- 2017.12.31 Sunday
- 19:07
大晦日ですね。
先ほど、羽田の国際線ターミナルから根津に帰ってきました。
すぐさま夫婦でチャリを飛ばし、おせちやらを購入。
一気に日本のお正月モードに突入です。
1ヶ月前のブログで書いたとおり、愛しの「月刊ビッグトゥモロウ」突然の休刊を受け、さみしさとともに「うわ…、定期収入がぁー」というショックも隠し切れないほどあったのですが、また別の一面にも気づきました。
それはライター稼業25年目の12月にして初めて、年末ぎりぎりまでの取材、年明けすぐの入稿という例のヤツがない師走がやってきたのです!
仕事のことは来年考えよう。
まずはこの舞い込んできた時間をどう使うかだーと夫婦で合議の末……。
息子氏が生まれて初の海外旅行に行こうと定まりました。
行く先は…初めてだし…台北、サイパン、ベトナム、足伸ばしてハワイ? などと変わっていったのですが、最終的に「本当に行きたいのはどこだ?」とお互いに胸襟を開きあったところ、「イタリア!」と盛り上がってしまい……。
旅行隊長の妻がさっそく航空券を検索し始めます。
すると、「案外、空いていない」という焦りも加わり、その場で初海外が初ヨーロッパと決まりました。
決定後は日々、4歳の息子氏が12時間超のフライトをクリアできるのか?
大丈夫か、どうなんだ?
大丈夫でしょう。楽しいでしょう。
どうなんだ? その日のテンションに合わせて心揺れる時間を過ごしましたが、行ってしまったらこっちがびっくりするくらい国際線の旅を楽しんでいました。
機内食の前に映画を1本見て、食べ終わった後にもう1本見て、その後は爆睡。4歳やるな。
父ちゃん、帰国便は一睡もできず、もうふらふらです。
旅先でもいろいろあったんですが、そのいろいろがぶっ飛ぶ出来事が帰国時の中継地で発生しました。
フィレンツェを出て、パリのシャルルドゴール空港にて出国手続きをしようとしたところ…。
係員のお兄ちゃんが、僕らのパスポート3冊のページを必死にめくって、なにやら困惑。
なんとまあ、EUへの入国スタンプが押されてなかったんですよ!
3人分ともに。入国のときの係員さんは妻と軽く雑談すらしていたのに…。
(後にネットで調べたら、パリやらローマではありがちなミスらしいです)
結果、係員のお兄ちゃんに先導されてバックヤードへ。
パスポートはたらいまわしにされ、やれ「なんでスタンプがないんだ」「どっから飛んできた」「いつパリに来たんだ」「これからどこいくんだ」「スタンプがないのは問題だ」と、フランス語訛りの英語でとあーだこーだ。
何事? と怯える息子氏を抱っこし、「パリから出れないの?」と脂汗ダラダラで役に立たない僕の横で、妻がガンガンやり返してくれます。
何度となく、「NOT OUR FAULT!」を連呼しながら、行きの搭乗券、帰りの搭乗券を示して、ぐいぐい。
その圧倒的なゲーゲンプレスに係員のお兄ちゃん、引き継いだおばちゃんもじわじわ後退し、奥から上司が登場。
パスポートをチェックして、「よくあること」的な顔をした後、お兄ちゃんを見て「こいつ新人だから勘弁してな」的なことを言い、無事、僕らのパスポートには出国のスタンプが押され、返ってきました。
パスポートを受け取り、颯爽と出国する妻の後ろ姿に乙女な胸のときめきを感じたことを記録しておこうと思います。
正しく怒れるってすごいっすよね。
おかげさまで上野でお正月の買い物をして、湯島で軽く寿司をつまんで、大晦日を家で過ごせることになりました。
ちなみに、入国がいい加減で過ごしやすい国民性のEU加盟国でスタンプの押し忘れをくらい、出国がドイツだったりすると「NOT OUR FAULT!」を連呼ではどうにもならないこともあるそうなんで、皆様におかれましてはくれぐれも係員が入国スタンプを押しているかどうかのご確認をお忘れなく。
それでは本年もお世話になりました。
よいお年をー。
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