岳
- 2011.02.22 Tuesday
- 17:32
来月に出演者インタビューを控え、試写にて「岳」を鑑賞。
「ヒートアイランド」の片山修監督、大いにトーンの異なる作品でしたが、複数の人物をワンフームの中で収め、テンポよく動かす演出は変わらず巧み。
壮大な雪山ロケの見事さだけでなく、山小屋、教室の授業参観シーンが心に響く。日常が見えるから、三歩と久美ちゃんの躍動が際立つね。
いったいなんだというのだ
- 2011.02.18 Friday
- 19:04
またまた病院の話で辛気臭くて申し訳ないのだが、しかし。
僕は人生の岐路に立っている。
重病ではないのだが、重大事だ。
もし、あいつとお別れしなくちゃならなくなったら、未来は灰色だ。
僕があいつを注ぎ込み、あいつが僕に飲み込まれてきた歴史は長く、与えた愛も与えられた愛も深い。
ほぼ毎日のように、楽しい時もつらい時もしんどい時も傍らにいてくれた。
あいつは、日々の爽快さと苦さを教えてくれる。
刻々と表情を変えていくガラス越しの横顔が好きだ。
ほんのりと温かそうな色合いも気に入っている。
ぷしゅっという呟きを聞くと心が踊る。
なのにどうだ?
最近の僕の身体と言ったら、あいつと深く交歓した日の夜にばかり耐え難い罰を与えてくる。
ふたりの深いつながりに嫉妬しているのか。
なんなんだ? このじんましんは?
僕があいつとの苦々しく受け入れ難い出会いから20年。
いつしか苦味はうま味に変わり、離れ難くつながりあってきたというのに。
この身体は急に拒否反応を示し始めたのか。
主の意思をなんだと思っている?
僕とビールとの長きに渡る蜜月を打ち切る権利など、貴様にはないはずだ。
まったくもって人生の重大事だ。
週明けに皮膚科でアレルギーの検査を受ける。
もしも、アレルゲンがビールだったら、どうしよう。
かゆみなど無視をして、あの交歓を続ければいいのだろうか。
この悩みが杞憂に終わることを切に願う。
この、むりやり押し広げられる感じ
- 2011.02.17 Thursday
- 12:31
ちょっと奥歯がヘンだな…と思って、3年か、4年ぶりに歯科へ行ったところ、大人になってから2本目の虫歯発覚。
虫歯と縁遠いのがささやかな自慢だったんで、ちょっとショックを受けてます…。
行く前は別に痛みも違和感もなかったんですが、「虫歯ですね」って言われたら、痛いような気がしてくるから困ったもんで。
しかし、久々の歯科は見たことのないもんがいっぱいありました。
レントゲンもカメラが顔の周りをぐりんぐりん回るし、撮った画像は治療台の前に設置されたモニタにパパッと表示されるし、口腔カメラで自分の口の中を撮影して「ここが虫歯ですよ」「ここの歯間が狭いので磨き残しが多くなっちゃいますね」などと伝えてくれるし。
自分の奥歯をほっぺた方向から見ることなんかないじゃないですか。
おまえはこんな形をしていたのかー、舌で触って感じてたのとだいぶ違うね、と思ってみたり。
それにしても、舌のぶつぶつというのは自分の身体の一部とはいえ、麗しいもんじゃないですね。
治療の方は、ひとまず仮の詰め物を入れただけ。
来週の月曜日、麻酔をしてがりがりっとやるみたいです。
でも、こんだけ器具が発達してるのに、あの独特の「みゅーぃーーん」って感じの音は子供の頃と変わらないですな。
歯科医の方の微笑みながら、ぐいぐい押し広げてくる感じも。
ああ、思い出しただけで、背中がぞわっとするなぁ…。
6日で1冊分
- 2011.02.11 Friday
- 16:11
ぷはぁ! と。
超特急仕事に一応の区切りがつきました。
途中で、増量ありで、最後は息も絶え絶えでしたが、なんとかかんとか。
これから超速で、編集、デザイン、チェックと進み、3月初旬には店頭へ。
また、その頃にお知らせしたいと思います。
そんなこんなでほぼ1週間ぶりのブログ更新。
家長さんリーガ、デビューしました!
長友さんインテル、デビューしました!
(旧知の編集さんから「佐口さん、インテルにルートないですか?」と電話が。なんという藁をも掴むような問いかけ。あるわけないじゃないですか。残念ながら…と答える力不足)
宮市さん、衝撃のエールディビジデビュー戦でベスト11に選出されました!
日本人選手&元Jリーガーの活躍を5分ずつダイジェストで見せてくれる番組があったら、2時間でも3時間でもかじり付きますな。
今週末は代表通算ハットトリック数ではすでにキングと並び、レジェンドの域に入っている岡崎さんのブンデスデビューに期待がかかります!
ポジションどこなんだろ? サイド? センター?
どこに入っても特徴を出してくれるはず。楽しみだなー。
でも、自分の草サッカーは球蹴りを初めて8年目。
初めて区リーグに参戦しているチームに加わりました。
今日が11年シーズンの開幕戦の予定だったんですが、雪で中止に。
残念過ぎる。
この1週間、ビールを禁じていたので、今夜は飲んじゃいます。
吉兆か、吉兆なのか
- 2011.02.05 Saturday
- 16:09
昨夜、外気温と室温の差でか、はたまたメガネケースの中で飛び跳ねたからなのか。
3、4年愛用していた黒縁メガネが鼻のとこから、ぱきっと折れてしまい、しょげております。
さっそく似た系統のメガネを購入しに行きたいところなんですが、ただいま、超特急案件に立ち向かうため、パソコンの前に根を生やして、ブログを更新中……なんか違いますね。
ともかく数日で百数十ページという戦いです。
エジプト情勢がどうなるのか。
民主党のマニフェストはどこまで後退するのか。
オサスナ戦での家長選手、リーガデビューはあるのか。
ローマ戦での長友選手、インテルデビューはあるのか。
サウジアラビアにドタキャン喰らったU-22日本代表はどこと試合をするのか。
キャンセル料ってもらえてるもんなのか。
気になることはいろいろです。
でもまあ、がんばろー。
湘南からミラノへ思いを馳せる
- 2011.02.02 Wednesday
- 11:08
2月です。
昨日は冬らしい青空の下、湘南方面へ。
書道家の武田双雲さんのインタビューでした。
著書、過去の記事に目を通すと、独特の発想とものすごいポジティブさが伝わってきたので、どんなことになるのやら……と少しだけ不安だったりしたのですが、ご本人の熱量を前にするとこっちも暖かくなってくるから不思議です。
でかいでかい夢を語ってくれました。
双雲流の成功法則も語ってくれました。
不安が顔を出す一瞬についても語ってくれました。
飾りなく、生のままでした。
インタビューが終盤に近づくと、書道教室の生徒さんがやってきました。
年間、100件近い取材を受ける双雲さんの生徒さんだけあって、カメラマンがいようが、慣れたもの。
教室の居心地のいい場所に座って、インタビューを受ける先生を眺めています。
こちらとしては、もう教室の時間かな? とドキドキしていたのですが、特に正座して、礼、的な始まりの合図はなく、インタビューが終わると、そのままの流れで教室が始まりました。
わいわい騒いでる子は騒いでいるし、筆を使っている子は半紙と向き合っています。
開放的で、心地いい空間に、見学しているだけで、笑みがこぼれてしまう感じ。
下は小学校低学年から中学生、高校生、大人まで。
年齢関係なく書道を通して同じ時間を過ごしていく。
これはとってもいい習い事ではないか! と目からウロコでした。
帰り道、駅のホームから見えた終わりかけの夕焼けがすごくきれいで、じんときました。
ま、そんな感動はすぐにしまいこみ、帰りの電車ではアーセナル大好きカメラマンTさんと、冬のメルカートの結果について暑く語り合ったわけですが(笑)。
長友選手のインテル移籍は、ホント、衝撃でしたね!
明治大学からFC東京、気づけば日本代表不動のSBとなり、地方の歴史ある小クラブ、チェゼーナを経由して、あのインテルへ。
あの美しいスタジアム、サン・シーロを沸かせちゃうのか。
エトーやスナイデルと絡んじゃうのか。
うーん、わくわくします。