結局、感じてみないとわからない

  • 2011.01.28 Friday
  • 19:16
小手指と言えば、ガンバレ!タブチクン。
そんな年代の僕は、てっきり駅前にたこ焼き屋があるに違いないときょろきょろ。
あったのは建設中の高層マンションぐらいでした。

この日の目的地は駅からクルマで15分ほどの早稲田大学。
早稲田キャンパスとはえらい違いのやまんなか。
地方から憧れの早稲田に合格して、4年間このキャンパスだったら詐欺だよな…。
などと、実際のキャンパス事情などわからぬまま、てくてくと。

お会いしたのは、93年以来の箱根駅伝優勝を実現させた早稲田大学競走部駅伝監督の渡辺康幸さん。
大学生時代は、箱根で区間新を出しまくっていた天才ランナーです。
できていた人が指導者になったとき、どう感じるのか。
その辺りをうかがいたいなーと思って、あれやこれや。
大学卒業後、ヱスビー食品に入ってからの苦闘が指導者となった今、大きな財産になっているのでは、と。
こっからもう一歩突っ込みたいというところで、インタビューの終了時間となってしまい、後ろ髪惹かれる思いでした。

ちなみに、取材後のキャンパスから小手指へ。
大学専用のバスに乗ったんですが、就職活動中らしき現役生たちのボヤキトークを聞きながらの道行きはかなり楽しいものがありました。
こりゃもう常に儲かるよね。
リクナビもマイナビも。

ちょっとしたSF

  • 2011.01.27 Thursday
  • 11:29
先日、仕事でパソナの本社にお邪魔しました。
1階には噂に聞く、田んぼが目の前に。
どどーん。


本物はもっと青々。
照明の関係か、ケータイカメラの解像度の問題か、色が悪くなっちゃいました。
3月末に稲刈りをするそうです。
収穫されたお米は併設されているカフェでメニューに変わるのかな?

そして、総合受付の周りも緑がいっぱい。
オフィスビルの中で、パッションフルーツやピーマン、カボチャが実っている様に、しばし、ぽかーん。


右手側に写ってるのが受付。
にこやかスタッフが出迎えてくれます。
2階のラウンジスペースにも、ミント、レタス、キュウリなどなどが。
水やりなどのお手入れは、社員が交代で行なうのだとか。
「部長、今日は水やり係ですよ」
「お、忘れてた」
みたいな? でも、名刺を見たら役職名、みんな横文字でした。

しかし、ビルで採れた野菜はどんな味がするのかなーと。
そんなことを思っていたら、次の日、千葉方面からの帰りに立ち寄った丸ビルの地下で、再びビル栽培のレタスに出会いました。


サブウェイの丸ビル店。
BLTを頼んだら、店舗で作ったレタスが挟まって出てきました。
心なし、他店で食べるBLTより、レタスが大きめ。
ばりばりいい歯ごたえ。ちょっとした苦味。
未来っぽい味わい? おいしいっすね。うん。

試験が終わりました

  • 2011.01.24 Monday
  • 12:24
去年の4月から産業カウンセラーの養成講座に通い始め、年を跨いでの昨日、学科試験が終わりました。
新宿の文化学園が試験会場で、えらい数の受験生が。
思い返せば、ペーパーテストって高校3年3学期の期末試験以来です。
しかも、マークシート式の試験は生まれて初めてだったかも。
いわゆるペーパーテストの学科1と、クライエントとカウンセラーの面談記録である逐語記録を読み問題に答える学科2に分かれ、2時間30分。
緊張しました。肩とかがちがち。

試験の出来に関しては、正直、よくわかりません。
「問題集に比べて、問題のイジワル度上がってないかい?」という感触。
完全にヤマカンになってしまったところも、3、4問。
できれば一発合格といきたいところなのですが…。
発表は3月だそうで、怖くもあり、楽しみでもあり。
合格したら、したで「どう使うの?」「どう生かすの?」ってことになるわけですけれども。
ひとまず、ホッとしてます。
それに、なにかを勉強して、新たな人と知り合って、なんかしら得たものがあって、試験を受けるってサイクルは気持ちいいもんですね。

オカンと寝る前の薬

  • 2011.01.19 Wednesday
  • 22:20
「ぼくのオカンがうつになった。」にも描いた通り、時間をみつけて実家に行っては、1日3回分1週間分の薬を小分けにしています。たとえば、19日朝、19日夕、19日寝る前と薬を分けて、おばちゃんがカレンダーを切って作ってくれた紙片にホチキスで止めていきます。

なぜ小分けにするかというと、オカンに任せておくと、きちんと飲んでるつもりがテキトーになってしまうから。フツーに考えれば日に3回の薬を間違えずに飲むのなんか簡単でしょと思ったりするわけですが、オカンの朝の薬1回分は内科で処方されているものを合わせて9種類12錠。昔はこれをごそっと袋に入れて、本人が数日分ごと、仕分けをして飲んでいました。

ところが、ある頃から飲み過ぎ傾向になっていき、これはいかんと薬局で分封してもらうようになったものの、それでもうまくいかず、今のやり方に。どうも息子に甘えている感じが否めないわけですが、それでも用法用量を守った方が効くのは間違いないので、がんばっております。

とはいえ、それでビタッと朝、夕、寝る前と服薬してくれているかというと、これがそうでもなく。特に最近は、寝る前の薬への依存傾向が強くて、昼に飲んだり、夕方に飲んだり、ひどい時は朝10時ぐらいに飲んだり…(朝7時に起きて、朝飯食って朝の薬飲んで、10時に寝る前の薬って、あんたの1日には3時間だけか、と)。

今日もまた、小分け作業に繰り出してきたのですが、前回20日分まで作ったものが、寝る前の薬だけなくなっています。聞けば、昨日の夜でなくなった、と。また、1週間のうちどこからで2日分余計に飲んでいる計算です。

1日を早く終わらせるため、寝たいから飲むのか。
なんだか不安で睡眠薬に頼ってしまうのか。
本人は把握しているなんらかの法則があるのか。

本来ならじっくり聞くべきところなんでしょうが、たまたま虫の居所が悪く、「そんな適当に飲むなら、もう小分けはしないから、好きに袋から飲め!」とキレてしまう僕。オカンには「そんなこと言わないで」と泣かれる始末。傾聴を勉強しても親子感ではまったく活用できずなのでありました。

昨夜、「ぼくのオカンがうつになった。」を読んでの感想を聞かせてくださった方から「その後はどうですか?」と聞かれたので、お返事代わりに。えーと、その後の我が家はこんな感じで、代わり映えなく進んでおります。

マンガ大賞2011

  • 2011.01.17 Monday
  • 21:20
今日、ニュースサイトを眺めていたら、マンガ大賞2011のノミネート作が発表になっていました。

『アイアムアヒーロー』花沢健吾
『乙嫁語り』森薫
『主に泣いてます』東村アキコ
『刻刻』堀尾省太
『さよならもいわずに』上野顕太郎
『SARU』五十嵐大介
『3月のライオン』羽海野チカ
『失恋ショコラティエ』水城せとな
『進撃の巨人』諫山創
『ドリフターズ』平野耕太
『ドントクライ、ガール』ヤマシタトモコ
『花のズボラ飯』久住昌之、水沢悦子
『ましろのおと』羅川真里茂

大賞の発表は3月とのことで、ノミネート作のラインナップは上記の通り。
読んでいるものもあれば、タイトルを聞いてもピンとこない作品もあります。

ゾンビ映画好きとしては、「アイアムアヒーロー」を大いにプッシュしたいところ。
そして、やっぱりキャラの濃さって大事だなと再確認させてくれた「進撃の巨人」、読んでいる間に必ず何度か鼻の奥がツンっとする「3月のライオン」も大好きです(告白してどうする?)。

ついでに、個人的な「2010年最もステキだったマンガとの出会い」は、戸田誠二さんの「美咲ヶ丘ite」でした。
次点は「麦ちゃん」以来、読み続けている立原あゆみさんの「極道の食卓」。そしてそして、ドラマキッカケで読み始めた槙村さとるさんの「Real Clothes」も。そういえば、オノナツメさんの「つらつらわらじ」もいいし、「よつばと!」はあいからず飛び抜けてるし、毎号雑誌連載で読んでる「黄昏流星群」や「釣りバカ日誌」はすげー安定しているし、もうなんだかよくわからなくなってきたので、この辺で。

とにかく、マンガが大好きです!
(だから、告白してどうなる?)

工事の終わった本堂はきれいでした

  • 2011.01.10 Monday
  • 13:49
年明け最初の入稿を終えて迎える連休は、毎年、ゆるやか。
去年はあれがいかんかったな。今年はこれをやろうか。
時間があるので、いろいろと考え、下がったり、上がったり。
煩悩で膨らんだ頭をゆらして、初詣は浅草寺へ。

ちなみに、隣り合っている浅草神社は(あさくさじんじゃ)で、浅草寺は(せんそうじ)なのは、神社は訓読み、お寺は音読みの習慣があるから、だそう。

でもって、もうちょっと掘り下げると。

訓読み=大和読み(日本の読みに漢字を当てはめた)。
音読み=呉音、漢音、唐音読み(中国から輸入してきた漢字をそのまま読んだ)。

と、なりまして。

神社は大和の、お寺は(中国から伝来した)仏教の、ということで神社は訓読み、お寺は音読みっつうことになっているのだそうでした。

いやー、正月早々、賢くなった。

ちなみに、浅草寺の容赦ないおみくじは、凶、でした。

どの項目を読んでも……。
「とりあえず、気をつけなさいよ、あんた!」
という具合。

ちゃきちゃきで気っぷのいい観音さんに、煩悩で膨らんだ頭をぱんぱんはたかれながら、励まされた気分です。

笑門来福

  • 2011.01.06 Thursday
  • 01:38
もうだいぶあけちゃってますが、あけましておめでとうございます!
2010年も皆様の助けを借りて、無事に乗り切ることができました。
ありがとうございます。

特段、何の事件も起こらず、くすくすと笑えることも少なく、もはや狛江にも住んでいない狛江ライター雑記ですが、今年もゆるゆると続きます。
生産性の乏しいことにせっせと精を出せるのは、社会が豊かな証拠なのです!! きっと、たぶん。

さてはて。
高校サッカーを見ていると、最初は、なんで、そこ蹴っちゃうかね…と呟いているのに、気づくとどちらかのチームに肩入れし、感情移入しまくっている自分がいます。
こりゃなんだ? と自己分析するところ、ひたむきに戦う姿勢に心動かされている模様。

あのピッチに立っている選手たちはきちんとした修練を積み、回そうと思えば、ボールを動かし、人も動くサッカーができるはずです。
しかし、そこはそれ、負けたら終わりのトーナメント。
リスクは回避すべくボールをクリアしたい心理になるのでしょう。
先制点を許した後は焦りも伴い、縦へ縦へと進みたくなるのでしょう。

あ、もう、いまサイドフリーだったのに。
1回、ボランチに戻して、組立て直せばいいのに。
そこ、ドリブルで仕掛けちゃう? 可能性に低いのに。

ぶつくさ言いながらも、パスとも言えぬロングボールを前線の選手がなんとかマイボールにしたり、少し長くなってしまった裏へのパスをサイドの選手が必死で追いかけたり、一旦取られたボールがドリブルで仕掛けた選手の足元に戻ってきたり、という場面を目にするうち、「ああ」「うう」「おお」「よし」「いけ」みたいな音が口からこぼれ始めます。

勝ちたい一心のプレーはじわーっと心に染みてきます。

一方的に攻められて、後半も残り少ない時間帯、0−3で負けているのに、球際に強く強く当たっていくディフェンダーがいて、こぼれたボールをなんとか蹴り上げると、落下点には前線から猛ダッシュでフォワードが。
音が聞こえてきそうな激突に審判が笛を吹き、痛みでうずくまりそうなったフォワードの選手はぐっと立ち上がり、ペナルティエリアに駆けて行く。
残り1分、ここで1点入っても勝ちはまだはるか遠く。
けれども、まだあきらめない。
キャプテンマークをつけたディフェンダーがフリーキックを蹴る。
高く上がったボールがペナルティエリアに向かっていく。

もう「ああ」も「うう」もなく、ぐっと前のめり。
やりきりたい、出しきりたい、もっと戦いたい。
熱量が心に響いて、祈ってしまう。
このほんの数秒が、ものすごく豊か。

サッカー、映画、小説、漫画、インタビュー、原稿書き、日々の暮らし。
心動き、動かされる。
今年は、そんな豊かさを大事にしていきたいと思っています。

archives

recent comment

recent trackback

profile

ブログペット

search this site.

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< January 2011 >>

mobile

qrcode

recommend

問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい
問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい (JUGEMレビュー »)
山田 真哉
「DIME」連載時からお手伝いしていた公認会計士、山田真哉さんの新刊。会計はもちろん、数字の使いこなし方、消費税対策、老後も安心な資産設計など、盛りだくさんの内容です。

recommend

ぼくのオカンがうつになった。
ぼくのオカンがうつになった。 (JUGEMレビュー »)
佐口 賢作
うつ病によって、人が変わってしまったように思える親や家族とどう付き合えばいいのか?
動揺する気持ちを抱えているすべての人に、少しでも役立てばいいなと思い、この本を作りました。うつ病と向き合い、しんどさを感じている人に「俺だけじゃ、私だけじゃないんだ」とホッと一息ついてもらえたら、なによりです。

recommend

派遣のリアル (宝島SUGOI文庫)
派遣のリアル (宝島SUGOI文庫) (JUGEMレビュー »)
門倉 貴史
体験レポートなどを書いた「派遣のリアル」が宝島新書から宝島文庫に文庫化。表紙がコミック風になりました。昨日新宿西口のブックファーストに行ったら、かなり好位置にどーんと面出し展開されていて、びっくり。

recommend

病気だョ!全員集合―月乃光司対談集
病気だョ!全員集合―月乃光司対談集 (JUGEMレビュー »)
月乃 光司
編集N氏が暗躍してついに完成した「こわれ者の祭典」の月乃光司さんの初対談集です。大槻ケンジさん、手塚眞さんとの対談の取材・構成を担当しました。ニヤリと笑えて少しばっかり元気が出る良き本なので、どうかひとつよろしくお願いします。

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM