インタビューが続く今日この頃
- 2010.11.24 Wednesday
- 15:41
先日、「JJ」はもちろん、テレビでも活躍中のSサイズモデル神戸蘭子さんのインタビューでした。
顔小さ! そして、全身のバランス絶妙。
ちょっとした路地裏で撮影したんですが、試し撮りで僕が被写体になった時と、本番ではまったく違う場所のように見えました。
なんつうか、表情の一枚上にほわっと輝きの層があるような感じ。
天然ソフトフォーカス? あるいはオーラというヤツですか?
学者さんやクリエイターさんが中心なので、脳みそ柔らかく臨みたい。
甲府にも行けちゃうみたいなんで、終わったら、ほうとう食べよう。
インタビューされちゃった記事、第2弾
- 2010.11.22 Monday
- 00:30
「ぼくのオカンがうつになった。」も発売から5ヶ月が過ぎました。
この秋はドラマ「フリーター、家を買う。」で、嵐の二宮和也さんが、浅野温子さん演じるかあさんのうつを目の当たりにして、あたふたしたり、秘かにオカンとうつブームか!? と不謹慎なことを考えたりするわけですが(笑)。
そんなこんなもあって……って関係ないかな。
ともかくも、猛暑の頃にインタビューを受けた雑誌「パンプキン」(潮出版社)の記事が、11月20日発売号に掲載されています。
なんと、2ページ見開きです!
しかも、まだ実物を見ていないのですが、どうやら表紙の隅っこと車内吊り広告にも見出しと名前が載っている模様!!
えらいこっちゃ(僕もオカンも嫁ちゃんも学会員じゃないけど、いいのかな……)。
記事はもちろん、すました顔して撮ってもらった街角スナップ的な写真は、いい思い出であります。
これで、「ぼくのオカンがうつになった。」をご紹介してくださった雑誌は把握している限り、6誌目。細く長く読んでいただければと願っておりますので、今後もよろしくお願いいたします。
ギョーテン! さかなクン
- 2010.11.19 Friday
- 12:16
待つこと数分で、ドアが開き、現れたのは白衣にフグの帽子のあの人でした。
「お待たせしてしまい、ギョめんなさーい!」
うほっ!?
テレビのまんまのテンションだ!
さかなクン!!
見本誌を眺め、5ページのインタビューだと知ると。
「ギョギョギョ! こんなにですか!? ありがとうギョざいます!!」
うほーい!?
生ギョギョギョだ!
さかなクン!!
というわけで、先日、さかなクンにお会いしてきました。
最初のやりとりはこんな感じ。
「今日は、さかなクンさんをさかなクンとお呼びしていいですか?」
「もちろんですよー^^」
ホントなら、この後、“じゃあ、僕のことはさぐちクンと呼んでください”と続けるつもりだったのに、場の空気を読み、「さっそくですがー」と質問に入ってしまった、気の小さな自分のバカ。
ハイテンションかつ、丁寧なさかなクンのトークはやや先行型で、もらっている取材時間と内容の配分に慌てる時間帯(開始25分時点で、さかな愛を振り返るさかなクンの話は、「タコ」というあだ名だった小学生時代のままだったのだ)もあったものの、なんとか、さかなクンの仕事へのこだわりや取り組みを聞くことができて、無事に終了。
最後に撮影のため、と冬に食べておいしい魚のイラストを描いてもらったところ、これまた細部への完璧なこだわりを発揮してくださったさかなクン。すでに予定時間は30分オーバーしており、マネージャーさんはそわそわ。
「時間がないよー。いそがなきゃー」と言いつつ、捕食される小魚のウロコまでしっかり書き込む、プロフェッショナルっぷりに心打たれたのでありました。
1万円の使い方
- 2010.11.16 Tuesday
- 11:44
ぼけーっとする時間ってありますよね。
電車で移動中、文庫本を開くでもなく、窓の外を見るでもなく。
喫茶店でコーヒー飲みながら、ぼんやり。
トイレで便座も暖まってきて、さて。みたいな。
なんか考えてるようで考えてないような時間。
はっと我に返ると、なんでそんなことを? と。
しょうもないことをこねくりまわしていることがありません?
しかも、ぼけーの度に継続して思い浮かぶという。
ここのところの僕のテーマは1万円の最も有意義な使い方です。
福沢諭吉の印刷してある1万円札の価値を、自分にとって最も満足のいく道で使いたい。
お腹が減ってる時の定番で、ぱっと思いつくのはご飯もの。
昼下がりに数寄屋造りの鰻屋で特上的な鰻のコースにビールと日本酒。
少なくとも3時間は、ほんわりした鰻の身のような浮き上がった時を過ごせるはず。
同じように、すげぇ技を持っている板さんが仕切る寿司屋のカウンターへ突撃……。
これは1万円じゃ足りなくて、涙目になるかも。とかなんとか。
気になっている人との待ち合わせで、第一印象アップを狙う作戦に1万円。
好きな作家さんの新刊を買って、座り心地最高な某ホテルのラウンジへ。
ホテル価格のコーヒー頼んで、ソファにくるまれながらページをめくる。
しばらくひとりを楽しんだ後、待ち合わせた人がやってくる時間に。
アフタヌーンティーセットなんかをふるまっちゃうって……。
とかなんとか、いろいろ思いを巡らせていると、消費ってなんだ?
という崖っぷちまで行ってしまって、いっそ1万円札と見つめ合い、妄想を膨らませる時間こそ至福? などと、ゲダツ的な発想も浮かんできて、こりゃ、いかんいかんと引き返してみたりするわけです。
どうですかね、1万円の使い方。
ゆれーるー、おもーいー
- 2010.11.11 Thursday
- 13:01
いつまでも同じようにはいられないのだなと思ってみたりする秋。
環境が変わり、背負い込むことも増えてくると、思い掛けないことが起きるもので。
それもワクワクする初めてよりも、うっひゃーめんどくさーという類いの初体験が、望んでもいないのに向こうから舞い込んできてくれちゃって。
動揺、ため息ときて、イヤじゃー、でも、仕方ないからやったるかーと。
そう思えるまで、しばしの暇が欲しくなってしまいます。
まさにそんな状況だった昨夜、暇の先として選んだのは漫画と本と映画。
いつまでも同じようにはいられないのだなと思ってみたりしているくせに、逃避先は10代から変わらない。
たぶん、いつまでも同じようにいたいのだろうねぇ、きっと。
こぼれる言葉はこれしかない
- 2010.11.10 Wednesday
- 02:26
強風で枯れ葉が舞い、どこかズレを感じる秋晴れ。
読み込む資料もあり、あちこちの喫茶店でコーヒーをくいくい。
あれこれ考え込んでしまいがちな季節ですな。
ぐるぐるとよからぬことばっかが頭の中を巡っていって、どうにも考えがまとまらず。
ブログの更新も滞りがちです。
そんなこんなの1日の終わりに、「フリーター、家を買う。」の第4話。
二宮くんがカラオケボックスで涙を流しながらのセリフ。
うつになったかあちゃんに振り回されて、それでも大事で、でもしんどくて。
もし、そんなかあちゃんが本当にいなくなったら……。
この言葉しかないだろうなぁ……と思っていたら、その通りのひと言でした。
「ホッとする」
何度となく想像し、今も楽だろうなぁと思っては、軽く自己嫌悪してみたり。
こんなに当事者意識を全開にしながらドラマを見ることはめったにないことで。
浅野温子さん演じるかあちゃんの手にハンドクリームを塗るシーンなんかもう、涙腺がやばいことに。
能面みたいな表情に、ほんの少しの笑顔が浮かぶだけでうれしくなり、そのやりとりが常態化してくると面倒になってきて、ひどいことを言っては落ち込んで、自分が満足するためにやってんじゃないかとむかついて。
まあ、生々しい。
見ている間は息苦しいぐらいですが、終わると妙にすっきりする、このドラマ。
第5話も楽しみです。
いつも気づかないし、手も届かない。だから、忘れない
- 2010.11.04 Thursday
- 04:37
五井駅前に滑り込んでくる、ステーションワゴン。
「いやー、最近どうだよぅ?」
運転席から聞こえる、ぼやき調の挨拶。
いつもの喫茶店に移動して、話をうかがう。
雑誌の連載。軽いテーマが中心の警察うら話。
思いつくまま、話す内容をエッセイ風にまとめていくのがこちらの仕事。
2号分のエピソードを取材する間、話は必ず脱線し、今、追いかけている事件の触りを語ってくれる。
冤罪の疑い濃厚な事件、真犯人が隠ぺいされている可能性の高い事件、使われたはずになってどこかへ消えていく裏金の話。
ストレートで、フットワーク軽く、粘り強い。
売れる売れない? でテーマを選ばず、信じる正義のために戦いを厭わない人。
ぼやいた後の笑顔がじんわりやさしい本物のジャーナリスト。
黒木昭雄さんになにがあったのか。
最後にお会いした日に交わした握手の温かな感触は、まだまだはっきりと思い出すことができます。
自慢のバイクにまたがってガキンチョみたいにポーズを決めていた情景も昨日のことみたいです。
ご自宅のワンコたちは今日もきっと尾っぽをぶんぶん振ってますよ。
どうにもこうにも。どうにもこうでもです。
ご冥福をお祈りします。