度肝抜かれて帰ってきました

  • 2009.10.30 Friday
  • 00:13
もう数日前の話なのですが、「BIGtomorrow」のお仕事で板東英二さんにインタビューをしてきました。
じつは先月、テリー伊藤さんに「最近パワーをもらった出来事」を聞いたら、坂東さんがホスト役を務める番組「バンバンバン」の話が出たんですよ。で、僕も気をつけて見るようにしてみたら、これがすごいんだ。
要約すると、来年は70歳になる坂東さんが無茶をして、愚痴りつつ、1時間の番組を生でうまいこと回してしまうバラエティ。このバイタリティはいったい!? とビビったわけです。

そんなわけでお会いできるのを楽しみにしながら現場に向かうと、坂東さん、にっこにこです。ちょうど、あの長寿番組「世界ふしぎ発見!」の収録現場だったんですが、共演の若手お笑い芸人さんたちをタレントクロークの廊下でいじるいじる。スタッフもニコニコ、本人たちもニコニコで現場が大いに和んでいました。

インタビューでは、満州で過ごした子供時代、高校球児時代、プロ野球選手時代、芸能界への転進直後と折々のターニングポイントでのエピソードが次々と。BIG的にも個人的にも充実の内容でした。もういっそ、毎月お邪魔してお話を聞いて、連載にしてもらいたいぐらい。

あ、この日はもうひとつ思い出ができました。
収録後、エレベーターホールですれ違った黒柳徹子さんに「おつかれさまでした!」とご挨拶してみたら、「あら、ありがとう」と返してもらえたんですよ。なんかこう、人として、経験値を積み重ねた気持ちです。

たまには

  • 2009.10.25 Sunday
  • 02:06
つい先日、同じ最寄り駅に済む友人と駅のホームでばったり出くわし、そのまま奥さんも交えて飲みに行くことになった。
彼の奥さんはとにかく映画の話をとんでもない濃度と密度と速度で語る人だ。
なんやかんやで他の機会も合わせると何時間か一緒に飲んでいるのに、ふたりがどんなふうに出会ったとか、奥さんがどこどこの出身だとか、そういった情報は一切わからない。なぜなら、会話の9割方を映画の話が占めているから。

それはそれで謎めいていていいような気がするではないか。

で、まあ、10本タイトルが出て、自分が見たことがあるのは1、2本という非常に濃い映画話を聞きながら、最近、あまり「これを見よう! ワクワク」と選び取って映画を見ていないなぁと思い至ったのであった。

そんなこんなの今日、時間ができたので、友人と出くわす数日前に借りていたDVDを見た。
選び取って映画を見ていないと思った日と、借りた日にはタイムラグがある。なので、これは単なる偶然なのだが、その映画は“自分が死んだ時、葬式に来てくれそうな友人がいない”と気づいた古美術商が“親友探し”に躍起になる「ぼくの大切なともだち」という作品だった。

監督はパトリス・ルコント。その彼と同じ学校に通っていた頃、「仕立屋の恋」と「髪結いの亭主」が公開されて、一気に日本でも人気が出たフランス人だ。たいていの作品はだいたい90分ちょっとで収まっていて、そういう意味でとても信頼できる監督で、「歓楽通り」「列車に乗った男」とここ数年も手堅く外さない作品が公開されている。

いいシナリオに適切な尺、きちんとした役者の演技と編集。これで映画がつまらないわけがなく、しかも、劇中にはパリ・サンジェルマンとル・マンが対戦するスタッドフランスの様子まで出てきて、なおかつ、帰りの地下鉄で主人公たちがル・マンサポと軽く言い合いになるシーンがあったりするのだ(しかも、ル・マンサポのひとりはMATUIのレプリカを着ている)。男の友情もので、気持ちのいいコメディで、サッカーで……と完全にツボを突かれて、にやにやする90分。適当に「ルコントなら肌に合うだろう」と思って借りたのが、期待以上の楽しさで幸せな気持ち。

さて、僕が死んだとき、彼は葬式に来てくれるだろうか…。

東京横断ローカル線の旅?

  • 2009.10.21 Wednesday
  • 18:24
千葉の五井というところへ取材に向かう。
連載モノなので、今回で3回目。
遠いなりに距離感には慣れてきたのだけれど、やっぱり遠い。
移動の行き帰りに4時間半、インタビューに2時間で、完全に1日仕事。
朝出たのに、帰ってきたとっぷり暮れてる。
夜がくるのが早くなりました。

元気が欲しいとき、なにを食べます?

  • 2009.10.18 Sunday
  • 11:13
金曜日、テリー伊藤さんのインタビュー。
テーマは食事にまつわるお話でした。

元気を出したいと思うときに食べるもの……。
と、質問しながら、自分の場合はどうだろうと思い返してみる。
すると、答えは真っ二つに分かれたのでありました。

Aコース=カツ丼、うな重、焼肉&辛いスープ……。
Bコース=水炊き&おじや(むしろ、おじや重視)、焼き魚にご飯&みそ汁、肉ジャガ……。

どうも心が疲れたときはAコースを選び、体が重いときはBコースとなる模様。
湯河原は大西のカツ丼食べたいなー。

取材ではどうだったかというと、それはまあ、記事に書くので内緒なのですが。
ひとつ発覚したのは、テリーさんの意外な子供舌っぷり(失礼)。
ビーフシチュー、カレー、オムライスが会話の中にたびたび登場。
オススメのお店もたくさん聞けて、町歩きが楽しくなりそうです。

つらつらと

  • 2009.10.14 Wednesday
  • 13:07
資料の到着が遅れて、ぽっかり時間が空いた夜、編集さんを誘ってぐびぐびと杯を重ねる。
近況などをお伝えしあい、秋は人が動く季節なのかねぇと思いつつ、てくてく歩いて帰宅する。
大久保あたりの裏通りは薄暗い中に原色の看板が輝いていて、明らかに日本の繁華街とは趣が違い、わくわくする。

ぼんやりメールチェックしていると、動きかけていた案件にまてまてとの指示が出たとのこと。
スケジュール調整したのになぁ……と、もやもやしながらごろり。
別件のやるはずだったインタビューも、諸事情で先送り? になり、とんとんとその場で足踏みをしているような感じだ。

また1年が始まります

  • 2009.10.12 Monday
  • 16:33
091011-192154.jpg
しかし、あっという間だな、1年。
先日、誕生日がやってきて、36歳になりました。

外出先から家に帰ってきたら、玄関になんか貼り出されてます。
うん? と近づくと、パーティーの案内でした。
大事にされてるなぁ。
と、のろけ的更新、失礼(笑)。

人生初の出待ち

  • 2009.10.08 Thursday
  • 17:37
出待ちって言えば、あれですね。
熱烈な女性ファンがライブ後の関係者出入り口にわんさと張り込んでいる図を思い起こします。
わりとひねくれさんでやってきた僕としては、「へー、ご苦労なこった」と横目に見て生きてきたわけです。

しかし、人生35年、出待ちの楽しさを実感してまいりました。
マドリードは、サンティアゴ・ベルナベウにて。
旅も後半戦。ベルナベウにて、レアル・マドリード対テネリフェの一戦を観戦。
ワールドカップ以来のお高いチケット(定価で1枚120ユーロ)を奮発したかいあって、メインスタンド5列目、ベンゼマさんの2ゴール、カカのゴール、クリロナさんのまたぎを間近で見ることができ、相方さんもご満悦の様子。

試合が終わり、徒歩2、3分の地下鉄駅に向かうも、そこは8万人収容のスタジアム。ごった返しております。こりゃ大変そうだなと思っていたら、スタジアムの出入口に人垣&警官隊が。こりゃ、出待ちだ。こっちの人もやるんだなーと思っていたら、相方さんが果敢な動きを見せて最前列へ。

お祭りはとことんまできちんと楽しむべし! という姿勢には見習うべきところが多いと旅を通して学び取った私もいそいそと出待ちの人垣の中へ。どうせ地下鉄の駅も混んでるだろうしねーという言い訳もあり。

待つこと小一時間、その間、VIPらしき人、テネリフェのチームバス、お疲れのためかあいそもそっけもなかったグティさん、手を振って愛嬌ある笑顔で去っていったぺぺさんら見送り、いよいよクリロナさんがアウディ(レアルの選手はスポンサー契約でみんなアウディ)のスポーツカーで登場。沸き立つ出待ち軍団。一時停止し、軽く手を振り、右折していくクリロナ……。

ところが、右折した先の交差点の信号が赤に。
クリロナカーがスローダウンした途端、人垣がダッシュをし、ものの数秒でクルマは100人超のファンに囲まれる事態に(笑)。ばんばん窓やらボンネットやら屋根やらを叩くファンたち。どうなることやらーと遠巻きに眺めていた僕でしたが、気付くと相方の姿がありません。どこいった? と思って目を凝らしたら、クルマを囲む人たちの間近まで接近し、撮影中(笑)。

あっぱれな動きに関心しながら、事態の推移を観察していると、信号が青に変わり、クラクションを鳴らしながらクリロナカーがゆっくり前進。人垣も自然に崩れて、収拾しました。しかし、そのときの人々の満足げな表情たるや。

一部終始を収録した動画はいずれ、ミクシイかなにかにアップ予定です。

ゆるやかペースで

  • 2009.10.06 Tuesday
  • 22:28
昨日はPCfan連載の取材で、ブログ「日本一インスタントラーメンを食べる女」の麻布台綾子さんのインタビューでした。

この連載、ブロガーズログの取材はブロガーさんと待ち合わせ場所で落ち合うまで、非常に緊張します。ブログを読み込み、よく知った気になっている初対面の人と顔を合わせるむずむずした気持ち。出たことないんですが、オフ会ってこんな感じなんでしょうか。

しかし、昨夜は麻布台さんの軽快なトーク力によって非常に満足のいくインタビューに。終わった後、編集Tさんと「おもしろかったー」と頷き合う、いい一時でした。あとは良き原稿に仕立てるばかり。

この連載ももうすぐ1年経つのかな。コツコツ積んでいって形にしたいなぁと願っております。

バルセロナで荷物が出てこない

  • 2009.10.03 Saturday
  • 18:47
リスボン→バルセロナ→グラナダ→マドリードの11泊の旅、最大のサプライズはリスボンからバルセロナへと飛んだブエリング航空によって引き起こされました。

ロストバゲージ! しかも、コンタクトや化粧品やらなんやらと荷物の重要度の高い相方の。

わずか1時間半弱のフライト。預けたスーツケースは2個。同じタイミングで預けて、しっかりタグも捲いてもらいました。

が、バルセロナはプラット空港で待てど暮せど出てきません。
(ちなみに、プラット空港は09年6月に新しいターミナルができており、地球の歩き方などには載っていないターミナル1が存在しております。旧来のターミナル(A、B、C)はなぜかターミナル2(A、B、C)と呼ばれてる。さらにちなみに、グラナダに飛んだスパンエアーもターミナル1出発でした)

ついにターンテーブルを回る荷物が一個もなくなり、カウンターへ。それから数日、スーツケースはいつ出てくるだろうねぇ? という心配事がつきまとう旅に。おかげで、ダリの美術館があるフィゲラスやら、コロンブスのお墓のあるセビージャやらを旅のルートから外すことになってしまいました。

結局、1日後にリスボン空港での積み忘れであることが判明。その日の夜にはバルセロナへ運ばれたものの、運悪く日曜日だったため、配送作業が休止していたらしく、ホテルに届いたのは火曜日の朝。現地の旅行業者さんは、出てこないことはほとんどないけど、中2日は見ないと。日本みたいにはいきませんと言ってました。

バーカバーカ、ブエリング。とのことです。

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