集中するとお腹が減ります

  • 2009.02.28 Saturday
  • 20:57
木曜日。朝から墨田区へ向かい芝居の稽古場にて、俳優の西岡徳馬さんのインタビュー&撮影でした。こんな倉庫街の一角にスタジオがあるなんてー。ちょっとびっくり。でもね、某J事務所の方も出演されるお芝居なので門のところには出待ちではないかと思われる女子の姿も。ファンは本当に熱心なのです。

3時間近く西岡さんに密着し、楽屋での着替えやらまで撮影する、これぞBIGtomorrow的な取材となり、カメラマンTさんもご満悦。終わった後はうまく行き過ぎていて怖い……(笑)と頭を抱えておりました。編集Nさんらと昼ご飯を済ませて、僕は非常に緊張しながら次なる現場へ。

お茶の水から徒歩数分。日本サッカー協会であります。長らく水面下で動いていた企画についにゴーが出て、とある方へインタビューを行なうことに。いつもは余裕たっぷりの編集K氏が待ち合わせの時にやや緊張している様子で、こりゃこちらも気を引き締めなければと協会の中へ。非常に集中度の高い時間を過ごし、この日は終了。しかし、この緊張感まだ続くのでありました。

翌日の金曜日、再びサッカー協会へ。じつは計3回の連続取材なのです。外は雪でしたが、今日は少し緊張がほぐれてきて、いいインタビューになったのではないか、と。この調子でもう1回と思いつつ、月曜から続いたインタビュー連打の日々が週末の間だけ途切れることでひと息ついたのでありました。

なにを作っているかはオープンにしていい時期がきたらお知らせします(笑)。

経営者、演出家、俳優、監督、ジャーナリスト

  • 2009.02.26 Thursday
  • 21:34
備忘録的に。
火曜日。某企画の取材で某社社長さんにインタビュー。
ぴゅーっと飛び出して移動して、秋葉原にてテリー伊藤さんのインタビュー。
メイドさんのいる土産物屋さんにてちょこっと撮影を行なった。以前、別の取材でお邪魔した時はふたり体制だったメイドさんが、テリーさん来店のためか5名に増員されていた。ずらりと並ぶ立ち姿には、ある種の迫力が(笑)。

テリーさん「みんないくつぐらいなの?」
メイドさん「メイドは永遠の17歳なんです」
テ「そうかー(笑)。じゃあ、普段はどんな服着てるの?」
メ「一応、お店に住み込みという設定で……」
テ「そうか、そうかー」
メ「でも、意外に地味なかっこうなんですよ」
テ「へー。で、お店にきたらばーんと着替える、と」
メ「あ、いや、住み込みですから(笑)」

と、そんなやりとりが楽しく。
その後、T社に移動して打ち合わせ。

水曜日。先日書いた「鴨川ホルモー」のパブリシティ取材。
濱田岳さんのインタビュー。短時間だったものの、楽しく。
ロケに使われた京大の学生寮の話が興味深かった。映画、ドラマを通じて撮影に使われたのは初めてだったそうなのだが、そこは一風変わった京大生の住まう場所。ロケ隊が来てもほぼ無関心だったとか。
繰り返しになりますが、映画は駆け抜けるおもしろさです。
個人的には、予告編、原作をスルーして本編に向き合った方が楽しめるのではと思います。

再びばたばたと移動して、新宿某所のスタジオへ。
「CLANNAD」の石原監督へのインタビュー。アフターストーリーも終盤で、原作を知らぬ僕はこの先がどうなるのやらと編集さんから渡されるDVDをドキドキしながら再生するばかり。幸せな13話のお話から始まり、徐々に悲しくなっていく話数へと。先週はひどい風邪を引いていた広報さんが元気になっていた。

途中、N社で茶など飲ませてもらいつつ、ラフ引いてる若手さんにちょっかい出したり、Nさんの溜まった苦労話などを拝聴した後、吉祥寺へ。駅近くのホテルにて、ベンジャミン・フルフォードさんと打ち合わせ。
入院中にプレゼントした本の感想を聞いたらお得意のギャグが返ってきて、腰の具合もだいぶよくなられたようで一安心。この日もタバスコをばんばんかけてサラダを食べていた。
「おいしいんですか?」
「おいしいよー」
と、もう何度目かのやりとり。でも、何度聞いても赤く染まったレタスがうまいようには見えない(笑)。

終了後、編集I氏とお好み焼き。
中華食べ過ぎで、ソース味が恋しいところにありがたい限り。
仕事の話は途中から脱線してサッカー談義になってしまい、南アフリカ大会へ思いを馳せる。もう来年だ。

こんなところでばったり会うとは

  • 2009.02.24 Tuesday
  • 20:18
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ちょいとばっかり昔、萌え本ブームの中で作った就活本「もえかつ」。企画立てて、原案作って、取材して、本文書いて、宣伝のためにアニメ系の情報番組に出させてもらったり、けっこう気合いを入れて発売に漕ぎ着けたわけですが。結果は局地的な人気(アキバの某書店では平台に100冊以上積んでくれたり)は得たもののヒットとは行かずでありました。

そんな思い出深い1冊と思わぬところで再会です。台北における六本木ミッドタウン、東洋一の高さを誇る101ビルにほど近い大型書店の日文書籍売場。その一角、日本のサブカルチャーを集めた棚に面出しで数冊。表に出ていた1冊は何度も立ち読みされたみたいでけっこうよれよれで。はにかむうれしさが。

すかさず写真を撮り、担当編集者のNさんにメールを飛ばし、驚きを共有したのでありました。

過密なことになっています

  • 2009.02.24 Tuesday
  • 02:14
月曜日、数王取材にて山田真哉さんのインタビュー。
CMをテーマに盛り上がり、帰り際には新創刊される某誌の話題でひと笑い。
山田さんの時間が許せば、そのままお茶でもいかがですか? とお誘いしたいテンションでした。

でもって明日からちょっとばったばたです。
火曜日はインタビュー2件、打ち合わせ2件。
水曜日はインタビュー3件。
木曜日は大御所のインタビューが2件。
金曜日もインタビューが1件に打ち合わせ1件。
でもって、週をまたいで月曜日も火曜日もインタビューが1件ずつ。

まあ、新聞や週刊誌の記者さんに言わせれば、そんなの当たり前の日々でしょうとなるかもしれませんが、こちとら月刊誌が中心のライターです。こう立て込むとどうやって切り替えていけばいいのやら……ようやくさっき心の準備ができたところです。

帰国しました

  • 2009.02.22 Sunday
  • 22:01
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あっちゅう間でした。
ふらっと寄った雑貨店にてやたらリアルなネズミ捕りのパッケージを撮りつつ、なんでこんなものに反応しているんだろう…? と考えてみたところ、どうやら明日からの日々を思って深層心理が動いたのではないか、と。

もちろん、それがイヤなわけではないのですが、旅行の終わりは内向きになるもので。

日本のビール飲んで気分を換えてがんばります。

ちょっとばっかし

  • 2009.02.19 Thursday
  • 13:20
090219-131812.jpg
国外へ逃亡してまいります。
メールは通じますので。

腹括れてる?

  • 2009.02.18 Wednesday
  • 11:23
昨日は矢口真里さんのインタビューでした。
3月25日にリリースされる「矢口真里/エアバンド 青春 僕/青春 俺」のプロモーションを兼ねての取材。現場はアップフロントさん。建物の中には練習場などもあるので、廊下や待ち合い室を10代半ばのかわいい子たちがうろうろ。「おはようございます」「おつかれさまです」を連呼しております。きっと、なんらかのグループの方々なんだと思いますが、不勉強な私、いまいちわからず。しかし、みんな元気だねー。

肝心のインタビュー。歌の話となるとやはり矢口さんが歌手活動から離れる原因となった写真週刊誌の話などもなければ記事に説得力がないよな……でも、語りたくないことであったり、マネージャーさんが「それはちょっと」ってなことになったりするのかな……。と、もやもやしていたんですが、きちんと受け止めて今に至るまでを語ってくださいました。

15、16歳で人生の重要な決断を下し、なおかつ一線で居続けると決意するってのは並大抵の精神力じゃないですよ。セールス的にも黄金期であったモーニング娘。がなぜダブルミリオンに達したのか、その理由が少しわかった気がします。しかし、1ページのスペースには到底収まり切らぬエピソードの数々。どうしたもんだろうか。贅沢な悩みです。

取材後、中途半端に時間が空いたので資料本でも読むかーとマックにてコーヒー。窓際のカウンター席に座って、ページをめくり始めると、真後ろ壁際のテーブル席から大きな話し声が聞こえてきましたよ。

「おまえの自己ピー、印象薄くねぇ?」
「明日の段階じゃ、下手に狙うより、普通なのがいいんだって」

明日に面接を控える就活生のようでございます。伝わってきた話の内容からW大学の学生で、放送系への就職を狙っている模様。

「やっぱ好きな番組は聞かれるでしょ。おまえ、なんかある?」
「うーーん……あんまないけど、アメトークかな」
「なんで?」
「おもしろいから⤴」
「んなの、理由じゃねぇだろ」
「じゃあ、アド街ック天国」
「なんで?」
「あまり知られていない街の魅力をクローズアップする姿勢が地域の活性化につながるし、ランキングでスポットを紹介する切り口に新鮮さを感じるから。どう? ばっちりっしょ」
「おもしろいから、よりはマシだな」
「でもさ、アド街のアドってなに?」
「アドバンスのアドだろ」
「アドバンスって?」
「進歩。進歩した街ってこと」
「なるほどねー」

もうあれです。手元の資料本の内容なんか入ってきません。
アド街のアドは広告・宣伝、アドバタイジングのアドだよー学生さんたちよー。だから、キンキンの番組内の肩書きがあなたの街の宣伝本部長なんじゃないか。というか、そもそもその手の質問は番組の感想を引き出すための問いかけじゃないんだぞー。あいもかわらず就活の現場はミスマッチの連続なのでしょう。

ついさっきまで10代で覚悟を決め、危機感背負って活動していた人の話を聞いていたので、彼らの妙な余裕が余計に気になるのでありました。

「でもまあ、最後は気合いと熱意っしょ」
「まあなぁ、今の段階の面接じゃ深いとこつっこまれないだろうし」

落ちると思うよ。それだと。

謎のサークル京大青竜会

  • 2009.02.17 Tuesday
  • 15:50
アイギュウ・ピッピキピー。
ブリ・ド・ゲロンチョリー。
ゲロンチョリー、ゲロンチョリー、ゲロンチョリー……。

と、オニ語がぐるぐると頭の中を回っているわけですが。
そのオニ語ってなんだよ? って話ですよね。
それはホルモーで戦う際などにオニへ指令を伝える言葉なんです。
今度はホルモーってなんだよね? って話ですよね。
説明してもいいんですが、けっこう長くなると思うんですよ。

なので、詳しくは4月18日公開の映画「鴨川ホルモー」をご覧ください。
ないしは万城目学さんの原作「鴨川ホルモー」をお読みください。

完全に宣伝的更新になってますが。
だって昨日、試写にて見せてもらった「鴨川ホルモー」がおもしろかったんですもん。
文系男子のゆるい恋バナで幕を開けてからの一気呵成な展開。
気づいたらゲラゲラ笑っておりました。
しかし、インタビューをさせてもらう予定の濱田岳さん。おいしい役だったなぁー。
ちょんまげって。出落ち連発じゃないですか。

今読んでいる本

  • 2009.02.16 Monday
  • 02:05
再び、今読んでいる小説から引用。
誰かと寄り添い行く人生にも大事だし、インタビューアーとしても大事なことだ。

ずっと前にビクター伯父さんも言っていたが、会話というのはキャッチボールのようなものである。上手なパートナーは、こっちが何もしないでもすっぽりグラブに収まる、取り落としようのないボールを投げてくる。受ける側に回れば、どんなに下手糞な、とんでもない球が飛んできても、難なくキャッチしてしまう。

ちなみに、小説のタイトルは「ムーン・パレス」(新潮文庫)。
ポール・オースターの89年の長編作品で、すばらしい翻訳家であるところの柴田元幸さんの訳文によってするすると楽しめる。

どこに興味深さを見出すか

  • 2009.02.14 Saturday
  • 22:47
最近読んでいる小説にははっとさせられるセンテンスがたくさん出てくる。

これまで自分が、物をじっくり見ることをいかに怠ってきたかを僕は痛感した。いざ命じられてやってみると、その出来栄えたるや惨憺たるものだった。僕はそれまで、何ごとも一般化してしまう癖があった。物同士の差異よりも、類似のほうに目が行きがちだった。それがいま、無数の個別性から成る世界に放り込まれて、五感が直接受けるデータを言葉によって再現しようとあがいてみると、自分の無能ぶりをつくづく思い知った。

昔、どうしたら文章がうまくなるんだろう? と考え込んでいた時があって。
そんな時、ある人がアドバイスしてくれたのが、引用箇所と似たことだった。

身の回りの物や風景をよく見て、言葉に置き換えてみたら、と。

専門学校に通っていた頃、このアドバイスを実践して登下校していた。
駅のホームで見かけた人の服装をじっくり見る。
どういう格好かを言葉に置き換えていく。
交差点の向こうを眺めながら、その通りがどんな表情を持っているのかを観察する。
どういう言葉に置き換えたら、そこにいない人に通りの風景を伝えることができるか。
そんなことばっかしていると、だんだん頭がくらくらしてくるのだが、いい訓練になった。

だいぶ時間が流れて、いつの間にかアドバイスをしてもらっていたことも忘れていた。
つい昨日、小説で上のセンテンスを読んで、一気にいろいろと思い出した。
今日からもう1回試している。
そしたら、語彙が減っている自分に気づいた。焦る。

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