あなたが怒ると、周りの人は怒り、怯え、苛立ち、悲しむ
- 2016.07.25 Monday
- 12:33
最近、取材中に「なるほどなぁ」と深く頷いたのが、怒りの感情は周りへ4種類のマイナスな感情を伝播させるって説でした。
怒りは、怒りか、怯えか、苛立ちか、悲しみに変わって、伝わっていくというのです。
例えば、この間、久しぶりに朝のラッシュアワーの地下鉄に乗り込んだら、こんなことがありました。
とある乗客の女性がプンスカしています。
どうやら乗車時に前にいる年配の女性の傘がぶつかり、スマホからつないでいるイヤホンが引っ張られ、あたふたした模様。
ぶつかった側からの謝罪はなく、しれっとしているようでした。
そして、ぶつかられた女性は電車の揺れを利用しつつ、相手をカバンでぐいぐい押しております。
うーん、東京砂漠。
で、周囲には彼女の怒りの感情がじわっと漏れてきていました。
見ている僕は、悲しい気持ちになり、たぶん、仕返しされている年配の女性は怯えか、苛立ちか、さらなる怒りを感じていたことでしょう。
とまあ、こんな感じで感情は伝播する、と。
だから、喜びの感情を乗せて生活しましょうよ!
喜びを伝播させると、喜びが返ってきます!
という自己啓発の王道とも言える話でもあるわけですが…。
そんな取材を山ほどしながら、今もまだ素直には頷けない斜に構えた自分もまだ心のどこかに生息しています。
しかし、最近は一周回って、正解だなと深く頷けるようにもなってきました。
とはいえ、ぶつかられて、イヤホンコードが引っ張られ、スマホがびょーんとなった直後に、喜びの感情を全面に押し出せるか? というと、これは甚だ疑問なわけで。
朝から、マジでスリリング! ありがとう! とかでしょうか。
うーん、偽善的。
じゃあ、どうしたらいいもんか?
別の方を取材中に出てきた打開策は、マイナス感情になりそうなところへ近づかない、という策。
ラッシュアワーで怒りの感情にさいなまれるくらいなら、ラッシュの電車に乗らない。
つまり、職場の近くに引っ越すか、早起きして通勤時間を前倒しにするか、いっそ混まないを基準に転職するかなどしたまえ、と。
ハードル高えアドバイスだなぁと思う一方で、これまたありだなと思ってしまったわけです。
実際、自分を振り返れば、毎日朝早く起きたくない、毎日同じ場所に行きたくないという優先順位が職業選択に与えた影響は大きいわけで。
しんどかったら離れてしまえ説には、それがかなり突き放した内容でもどこか納得してしまうところがあるのです。
とかなんとか、今月来月と脳内のポジティブモードを前のめり気味に稼働させて、読んだだけで、喜びの感情となるような書籍を制作しております。
もっともです。
俺も10年くらい前の一人暮らしの頃から、朝ジムでシャワー浴びることを目的に、6時頃に起きて半には家を出てます。
空いてる電車は普通に居心地良いよね。
たまに混んだ電車に乗ると悲しくなるよ。
朝、ジムで一汗流してから働くと、脳の活性がかなり上がるそうです。
と、これまた最近、取材で聞いた話ですけども。
混んだ電車はパーソナルスペースを侵食し合うので、どうしても殺伐としてきますよね。
だって、恋人でも、配偶者でも、子どもでも、チームメートでもない人とあんなに接近して一定時間身動き取れないって、やっぱ無理があります。
うううん
今、私がその怒りの発信源なのだけれど。
自宅にいても、訪問者により気分を害される事もあるわけで。
確かにマイナスの感情が娘に波及した。
その波を止める為に取り繕うけれど、それは飲み込むだけで消化したわけではないでしょ?
その時居てほしかったのは、
「なにあれ〜」と、同調してくれる他人(大人に限る)だった。
嫌な感情を肯定してもらいたいってことかな?
同調じゃなくて同情かな?
そしたら、切り替えられるのになぁって。
なんにせよ、一人でいても、向こうからやって来ることもある
伝播したらちょっと同情してほしい
って今思ってる。
頼りすぎ?
(息子っちにブックマーク消されて、自分のブログにログインできない一週間でした)
急な電話とか、メールとか、訪問者とか、勝手にネガがやってくることあるもんね。
聞いてくれて、受け止めて、一緒に泣き笑いしてくれる人ってホント大事だよね。
産業カウンセラーの講座通っていたとき、傾聴の実習があって、実習なんだけど、毎回すっきりあったかな気持ちになったものでした。