新設園で大人は嘘を重ねます

  • 2017.04.04 Tuesday
  • 12:03

根津小学校の桜も見頃が近づき、ようやく「春だな〜」という陽気になってきましたね。

仕事方面ではなかなかしんどい局面もありますが、青空とピンクで心和みます。

 

が、ここにきて心ざわめく春を迎えている息子氏、3歳8ヶ月。

卒園からの入園で、新設園に移り、昨日が初めての登園でした。

受け入れる保育園側もオペレーション的にドタバタ、子供たちは環境が変わりワタワタ、その不安が折り重なる形で、受け入れをしている2歳児、3歳児ゾーンはあっちもこっちも涙、涙、涙。泣き声が響き渡り、階段上がるまではニコニコしていた息子氏も「とっとがいいのー」と堰を切ったように泣き始めました。

保育士さんに抱っこされ、泣き続ける息子氏を置いて、外へ。

母は会社へ、父はパソコンの前で原稿を書き書き。

 

夜、春雷とともに雨が来たので、傘を持っていき、バス停で会社帰りの妻と落ち合い、そのまま園へ。

階段を上がっていくと、息子氏はひとりで補食を食べていました。

こちらに気づいた瞬間の、泣き笑い悲喜こもごもな表情と声。

初めて見る反応に、よっぽど不安だったのだろうか、と。

 

翌朝の今日。

「行かない」「おうちにいる」と始まりました。

以前の園は赤ちゃんのときから通っていたので、行くのが当たり前のホームグランドだったのでしょう。

しかし、今度、入園した先は初めての場所。前の園からのお友達は1人だけ。

知らない建物に、会ったばかりの保育士さんと同級生。

そりゃまあ、「行かない」って言いますよね。

 

でも、行ってもらわないと仕事になりません。

原稿を待っている人がいます。

書かないと稼げません。

稼がないと住めませんし、食えません。

扶養しているオカンも住めなくなりますし、食えなくなります。

母子家庭から始まって、抜け道通って居場所を作って、東京に居を構えて、仕事もあって、家族ができて、とてもいい感じですが、あいかわらず齧る脛はなく、撤退する先もありません。

切実です。

回転し続けなければ成り立たない現実に立ち返り、「行きたくない」と言う息子氏をなだめながら、冷静になっていく自分がいましたよ。

 

保育園。

「きょうからもうずっといかないですって言うの」という息子氏を抱っこして、階段を上り、保育士さんの前へ。

「とっと、やっぱりいくの?」

「そうだよ」

「いやだよ、いかないって言ったよ」

「うん。でも、がんばれ(なにを?)」

「もういかないですって言わないのーー?」

「うん」

「とっとがいいー」

泣く息子氏を振り返りもせず、衣装箱に着替えを入れて、園を出ました。

たぶん、1週間もすれば慣れるでしょう。

ホームグランドになって笑顔も出るでしょう。

保育士さんとも仲良くなって、同級生とは友達になるのでしょう。

でも、うららかな春の朝、父が嘘をつき、お願いを無視して立ち去った事実は事実として胸にとめておきます。

がんばれってなんだよな。

息子氏、3歳7ヶ月。卒園式の夜に言い返される父

  • 2017.03.11 Saturday
  • 23:06

春の根津に澄んだあっさり系スープのラーメン屋さんと、背脂チャッチャ系のこってり系スープのラーメン屋さんが2店オープンしました。どちらのお店もしっかりと内装工事をかけ、こぎれない店内です。飲食の中では儲けが出やすいと言われるラーメンですが、初期投資を回収した上で経営が軌道に乗ることを一顧客として願っております。

 

さて。3月です。

東日本大震災から6年の今日、我が息子氏は卒園式を迎えました。

0歳8ヶ月から本当にお世話になってきた保育園は、小規模園で2歳のクラスまでしかありません。

卒園後はみんな次の保育園ないしは幼稚園に転園です。

そんなわけで3歳7ヶ月で卒園式とあいなりました。

(関係各位のご協力と妻のきちんとした準備によって、4月からお世話になる保育園はみつかっております)

 

生意気にもネクタイして、スーツ着て、卒園証書を受け取って、歌まで歌っちゃうんです。

いやー泣くか、泣くか、いつ泣くか? 俺? と身構えていたんですが、がんばる息子氏を撮影するのに集中していて、涙腺がゆるむ暇がありませんでした。

が、他のお友達ともどもすばらしくすくすくと成長してくれたものです。

 

ついさっきも「おやすみ、また明日ねー」と寝室で別れたら、「明日になったら、また◯◯と会えるよー。またねー」と返してきたかと思えば、風呂上がりに裸で大暴れだったんでちょいと諌めると「とっとはもう、あれもダメ、これもダメっていうから、やだ。ダメっていうのがダメなんだよー」と言い返され、あれ? この間まで単語2つくらいしか続かなかったのに、なんだ、これ? と。

 

毎日の喜怒哀楽、「哀」はあんまないか…が濃密すぎて1週間の過ぎるのが早いこと、早いこと。

息子氏とたわむれて、仕事して、飯食って、寝かしつけるはずが寝落ちして、いそいそと起きだして、仕事したり、ドラマ見たりして、週末にはちょっとサッカーなどもさせてもらい、あれやこれやで気づくとまた新しい月曜日。

そんな間にも息子氏たちは、どえらい勢いで成長を続け、すばらしい卒園式となったのです。

いやー、返す返すも保育園の皆さんの力なくして、この日常はありませんでした。

本当にありがとうございました!

息子氏、3歳2ヶ月

  • 2016.11.15 Tuesday
  • 04:00

「今日の夜ごはんは、鍋だよ」

「かっか、鍋は食べられないよ。堅いよ(笑)」

園からの帰り道、そんなふうに突っ込まれたと笑う妻。

息子氏、3歳と2ヶ月ちょっと。

会話力が格段に上がってきています。

生意気です。

 

印象的な言葉は多々あるのですが、最近ビビったのは、こちら。

「かんぺきなあじ!」です。

 

過日、保育園の帰りに息子氏とうどん屋に寄りまして。

取り分けたうどんを食べ、汁をずるずるっと啜った後、「おいしい?」と聞いたら、突然「かんぺきなあじ!」と返ってきました。

その日、その瞬間まで聞いたことのないフレーズだったんですが、あまりに的確な用法にがく然。

びっくりして「どこで覚えた!?」と大笑いしたら、ウケると思ったのか、その後も連発。

お店のお兄さんもまんざらではない顔をしていて、いい晩飯になりました。

 

日一日と語彙を増やし、使うべくシチュエーションのチューニング力も上がってきている息子氏。

園の他の子たちも同様で、その劇的な進化ぶりを目のあたりにすると、おっさんの停滞というか、ゆるやかな減速っぷりが際立ち、なにやらうれし、せつなしな今日このごろなのです。

膝の上にいてもらうだけで、いい人感が増す仕組み

  • 2016.09.20 Tuesday
  • 13:36

いやー、松葉杖での歩行というのは汗だくになりますね。

打ち合わせに行ってはだらだら。

傘をさせないので、雨合羽代わりのウインドブレーカーを来て、だらだら。

夏も終わったというのに、どこへ行くにもタオルが手放せません。

 

というわけで、受傷から2週間。

日常生活において、ギブスの中の患部が痛むことはなくなりました。

室内では松葉杖なしでひょこひょこ移動しております。

かゆいです。においについては…まあ、推して知るべしです。

 

来週の受診時に何らかの変化があるのか。このままか。

できればギブスをコンパクトにしてもらえるとうれしいところ。

そろそろ園の送り迎えに復帰したいものです。

 

そんなこんなで昨日は、受傷後初めて息子氏と2人で長時間の外出。

クルマに息子氏を載せて、新宿のデパートへ行ってきました。

敬老の日ということで、2人のばあばに孫を見せるというミッションです。

便利なもんで地下駐車場のインフォメーションで車椅子を借してくれます。

父ちゃん車椅子に乗り、息子氏、父ちゃんの膝に乗るという亀の子状態でデパートの中へ出発進行。

出掛けに言い聞かせたのを守ってくれたのか、単にめずらしくて気に入ったのか、おとなしく座り、歌をうたってご機嫌です。

外の歩道と違って路面がフラットなので、するする進みます。

(周囲の人も、なんか妙なのきた、とりあえず避けろとスペースをあけてくださいます)

で、車椅子&ベビーカー優先のエレベーターに乗り込み、屋上へ。

ばあばと合流後、息子氏はちょっとした遊具でひと遊びして、レストランフロアへ移動して昼ごはん。

 

毎度ながらの旺盛な食欲で昨日はついに赤身のお寿司デビュー。

生魚どうなの? と思ったんですが、おいしいと言ってペロリでした。

今のところ明確に苦手なのはゴーヤくらい。なんでも食べてイイヤツです。

今までは「ばあば」だけだったのが、名前をつけて「●●ばあば」と呼べるようになり、圧倒的な孫力を発揮。

ばあば2人ともでろでろした。

 

息子氏という相棒のおかげで、父ちゃんは黙っていても人間力がアップするという。

ありがたい存在です。

本人はいたって元気です

  • 2016.06.22 Wednesday
  • 09:15

やけに病院づいた一週間でした。

おかんが退院したかと思ったら、今度は息子氏が雨上がりの夕暮れに傘を手に持って駆け出し、どってーん。

傘が邪魔でうまく手をつけなかったようで、腕を痛め、整形外科へ。

 

肘内障という子ども特有の脱臼では? とも思われたものの、内出血があり、打撲と捻挫(肘の靭帯)ではという診断に。

初めて行った整形外科の先生は熊さんみたいな風貌のおじさんで、痛みもあり、ビビリもあり、息子氏、どこを触診されても「いたいー」って泣きっぱなし。

患部の特定も難しく、「ひとまず動かさない方がいいでしょう」「はい」「じゃ、固めましょう」となり、右腕が簡易ギブスと包帯でぐるぐるに。見た目、骨折してます…的な仕上がりで、痛々しい。

結果、保育園は時短での保育となって、夫婦ともどもリスケに大わらわ。

 

そんなこんなでドタバタですなーと思っていたら、今度は叔父さんが入院。

たまたまおばちゃんが上京しているタイミングだったからよかったものの、搬送が遅ければ一大事だったようです。

血管の健康はとても大切ですので、30代以降はやんわり気にしながらいきましょうね。

都内で継続的に動ける親族は僕のみということで、手続きやらなんやらで週明けから病院、区役所、ソーシャルワーカーさんとの打ち合わせ、その後に仕事の打ち合わせを一本したら、もう夜です。

 

そんな一週間でしたが、その間にジャーナリストの津田大介さん、小堺一機さんのインタビューがあり、来月から始まる対談記事の取材立ち会いがあり、時短保育も相まってなんか本当にあっという間でした。

細かいこと、いろいろどうでもよくなっていきますね。

ユーロとか、録画した番組とか。

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