母の日ということで

  • 2016.05.09 Monday
  • 00:40
毎年、この時期になると各版元さんから電子書籍の売れ行きを明示した書類が届きます。
例えば、Kindleストアで何月に何冊売れた…ということが列記され、冊数に対応した支払い額が書かれています。
じつは紙の本の場合、どこの店で何冊売れたかなんてデータはライター(たぶん、作家さんや著者さん)のところにまったく届かず、もっと大雑把な部数の情報と、それに対応した支払いがなされるのが慣例です。
(もちろん、契約書はありますよ)

それが電子書籍の場合、はっきり見えます。
もう新刊でもない本を買ってくれた人が、何らかの理由で「これを買おう」とクリックしてくれたこと。
その実感がしっかりと伝わってきて、書類に書かれている数字以上のうれしさがあります。

特にすでに紙の本は在庫切れとなり、重版予定もない「ぼくのオカンがうつになった。」が昨年度も毎月ちょっとずつ売れていて、冊数にすると100にも届かない数ではありますが、まだ見ぬ読者さんに届いていると思うと、ほんわかしてきます。

でもって、そんなうちのオカンですが、久しぶりに入院しております。
うつの方は寛解とまではいかないものの、そこそこの揺れで安定していたのですが、年齢なりにあちゃこちゃあるようで。
息苦しくなって救急車呼んだって電話で言われたときは、久々の過呼吸じゃないの? 救急車呼ぶほど? ホントに? と疑念いっぱいだったんですが、検査してみたらいろいろあり、息子、少々反省しております。

ひとまず孫と公園で遊べるくらいには回復していただけたら…と願っているのですが。
大人しくお医者さんの言うことを聞いて治療していただきたいものです。
 

トレイン、トレイン、走っていくよー

  • 2013.07.19 Friday
  • 13:47
ずいぶん、改札の前の雰囲気、変わったわねー。
と、月に2回は通っている駅前を別の角度から見た感想をこぼすオカン。
前回のメンタルクリニックでの診察の後、オカンが「次回は電車で行ってみようか」と言い出しました。

電車で通院なんて、10年ぶりのことです。
これまで毎回、僕がクルマで送迎してきました。
正直しんどいです。
もしも、1人で行けるようになってくれたら、これはすごく助かります。
しかし、やる気の芽が摘まれぬうちに…と思う一方、途中で倒れたりしたら逆に面倒くさいなぁ…とも。
それでもまあ、1回試してみましょうか。
というわけで、電車での通院に付き添いました。

家の最寄り駅の改札での待ち合わせからして新鮮で。
京王線、小田急線と乗り継ぐ道々、オカンは終始キョロキョロしています。
どうも久々すぎて、いろいろもの珍しかったようです。
なんとかパスモでの自動改札機デビューも飾り、2度の乗り換えもこなし、汗をかきかき、クリニックの最寄り駅に到着。

さっそく主治医の先生に「今日は電車できたんですよ」と誇らしげに話しておりました。
帰りは乗り換え駅で、昼飯を食べ、最後の最後はスタミナ切れとなったものの、無事に帰宅。
その日はバタンキューでぐーすか寝たらしいですが、今のところリバウンドもなく、次はバスと電車を乗り継いでみると意欲的。

この元気、いつまで続くのか。どうなのか。

王様はロバの耳の穴、2013梅雨

  • 2013.06.07 Friday
  • 14:08
ビジネス書関係の取材をしていると、時々出てくる「サンクコスト」というキーワードがあります。すでに支払ってしまっていて取り戻すことのできない時間、労力、費用のことだそうで。取り戻せないですから、過去は忘れて先に進むのが合理的ってことですよ。

試験前に徹夜で一夜漬けしたのに、寝過ごして試験を受けられなかったとしたら、追試か次の試験に生かすしかないですし、長年の研究の末、世に送り出した新メニューが受け入れられない味だったら、PDCAな某で改善するしかありません。
もちろん、損した金や使った金は戻ってくるものでもないですからね。

そんなわけで、さっさと切り替えて次に行きましょう、と。
その方が結局、時間、労力、費用のロスは少ないですよ、と。
わかります。わかります。よーくわかりますったら、わかります。

でも、ですね。
僕らはサンクコストに縛られます。
時間もお金ももったいなかったじゃないかと思ってしまうのです。
あの時ああしていればなと振り返ってしまうのです。
できれば、費やした某かの代償を得たいと願うのです。

そんなこんなで、もっさりとした梅雨空のように気持ちが晴れません。
おかんとおばんが完全に仲違いし、一方が残り、一方が出て行きました。
よかれと思って費やした時間、労力、費用の末にやってきたのは、人は変わらないんだなぁという嘆息ばっかりです。
それは僕の勝手な希望ではあったのでしょうが、もっと早く見切りをつけて、あの時、あの場面で別の選択をしていたら、今の自分はどうなっていたのだろうと。
この15年はなんだったのだろうと思ってしまいます。

今年は不惑とやらに突入するのに、あそこのあの選択がそもそもの間違いだったのでは…なんて20代半ばのことを思い出し、夢で見てうなされるって、ホントもう、しょうもない。
しょうもないっつうのはわかっているのに、やめられない。
すーららった、すいすい。



オカンのうつはどうなるの?

  • 2013.01.25 Friday
  • 02:52
医学書院さんのWebマガジン「かんかん」にて、うつなオカンのお話の連載が始まりました。

タイトルは、


です。

声をかけていただいたのは、昨年の春だったのかなぁー。
ずいぶん時間がかかってしまいましたが、ついにスタート。
ひとまず隔週更新で進みます。

1回目の今回は、オカンのうつが発覚するまでのお話です。
あのころ、うつはまだポピュラーなものじゃなかったなー。
なんてことを思いながら書きました。
しかし、高校生だったボクは、よもや39歳になった今も月に2回の通院に付き合うこととなる未来なんて想像もしてなかっただろうな、と。
まあ、してませんでしたけど。

そんなオカンですが、最近はここ数年で最も活動的になっております。
行きつけの喫茶店なんかもできて、交友関係的なものも構築。
いいじゃんいいじゃんと思っていたら、同居のおばちゃんとは関係悪化。
息をつく暇を与えてくれない活躍っぷりは、正直しんどいっす。
まあまあ、これもあれもネタになる!
と思っていくためにも連載が続くようがんばります。

ちなみに、「ぼくのオカンがうつになった。」は現在、版元にも在庫なし。
連載の反響などで問い合わせがあれば、動きもあるかもなので、よろしくお願いします。
でも、ネットのサンプルでもけっこう読めちゃいます。
こういうの、どこのページを公開、どこを非公開って誰が決めてるんでしょうね。
謎。

お元気なんですけどねぇ

  • 2012.11.17 Saturday
  • 10:59
昨日は出涸らしました。

朝、夜型にしてはかなり早めの起床。
クルマで実家へ行き、2週に1度のオカンの通院をお手伝い。
最近、元気になっているのだが、それはそれでまた別の問題が発生中。
書くにはまだ生々しすぎてちっとばかりつらい感じです。

でも、診察自体はスムーズに進み、主治医も「お母さん、元気ですね」とぽろり。
たしかに、元気だし、かといって躁っぽくもないし、社交力もここ十数年で最高に高まっているのだが…。
心は難しいでござる。
とかなんとか考え、オカンを家に送り届け、薬の整理をしていたら、一悶着。
ぶちっと切れてしまい、自己嫌悪に陥りながら、どよーんと家を出る。

本当は一度、自分の家に戻ってクルマを置くつもりが、一悶着している間に時間がなくなり、そのまま目黒へ。
お手伝いしている新刊の再稿チェック。著者さん、編集さんと一緒に。
これは時間かかりそうということで、駐車料金に上限設定のある時間貸駐車場を求め、駅周辺をぐるりぐるり。
結局、最も駅に近いリパークが便利そうだったんで、駐車。
1時間800円! でも、上限は2400円なり。
3時間はかかると見ていたので、納得。
結果、出庫したのは4時間半後、しかも、「取材があるので…」とお先にどろんで、この時間という。
お二人は何時まで詰めていたのやら…。

今度は経堂方面に車を走らせ、落語のイベントへ。
後日、インタビューさせていただく落語家が、師匠とふたりで出演されるということで、その様子の撮影とご挨拶、そして、お話を聞くのが目的。
到着してみると、25席のこじんまりしたお店にビールケースを積み上げて作られた演台があり、その上に布をかけ、紫の御ざぶがちょこん、と。
ここで真打ちの落語が聞けるっていうのは、贅沢ですなー。
お弟子さんの「生兵法」と、師匠の「富久」を聞き、くすり、くすりと幸せな気持ちに。
富くじの抽選発表の様子が、ありありと浮かぶ見事なものでした。

しかも、こうした会では通例なのか、師匠がお酒がお好きだからか。
演目が終わると、途端に演台の一部が切り崩され、宴会テーブルの土台に早変わり。
師匠を囲んでの懇談会に。
うおー、ビール飲みてーと思いながら、ジンジャーエールで我慢。
しかし、つまみがまたビール味で…。
かなしいなぁ。でも、師匠の話はおもろいなぁ。
集まっているお客さん、みんな落語に詳しいなぁ。
インタビュー相手のお弟子さんは細々立ち働いていて、気が効くなぁ。

と、とっぷり暮れまして。
起床から16時間ほど経ったころ、ようやく家路に。
極力、安全運転を心がけ、ゆるゆると帰ったのでありました。
ちなみに、経堂での駐車料金は1000円。
なんか釈然としないのであった。

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