電子の屑篭から

  • 2008.04.09 Wednesday
  • 11:29
えー、昨日はこつこつ書いた「すかいらーくグループステージ最強決定トーナメント」のエントリーが消えてしまい、へこんでました。保存せずに書いていた俺もバカだが、Safariよ、なぜあそこで落ちる…。いつもは安定しているのに。

残しておきたい感想だけ、記憶から引っ張り出しておこう。
「どん、という音がピッチサイドにまで届いた。圧倒的劣勢の決勝戦の最中、接触プレーでシュートチャンスを逸した是永が右手を床に叩きつけた。その気持ちが全員に伝わり、ガッタスがアイドルの枠を越えた戦いぶりを見せ、会場の熱量が急上昇する。2分後、その一種、異様な雰囲気の中、是永が渾身の力で右足を振り抜き、同点ゴールを決めてみせた。フットサルほど客席の力がプレーする選手へダイレクトに伝わるスポーツは他にない。結果は2−4での敗戦だったが、非常に見応えのある試合だった」

さて、どうしよう

  • 2007.05.11 Friday
  • 13:27
長らくご愛顧いただきました「狛江ライター雑記」でありますが、当の狛江から出奔してしました(ああ、狛江の知り合いに誰も挨拶してないよ……)。別に悪事を働いていられなくなったわけじゃないですよ。んで、まあ、狛江じゃないし、タイトルどうしようかなーなんて思っていたら、もう14日じゃん。なにしてたんだろう、俺。

記憶すら曖昧な今日この頃、ついには原稿を丸々書き忘れているなんて戦慄のミス(発覚がデッドライン前でほんとによかった)もやらかし、脳みそスポンジ状態。

その間、スフィアリーグすかいらーくグループCUP、すかいらーくグループガストステージの両大会を取材させていただいたんですが、詳細をアップもできず…。

感じたことを簡潔に書きますと、すかいらーくグループガストステージのが見ていて楽しかった。それはたぶん、adi-Unit5が強かったから。会場で立ち話をしたある選手は「試合が始まったら集中してしまって、相手がアイドルだということも、会場が盛り上がっていることも気にならなくなってました。力を加減する余裕なんてなかったし、真剣に全力で楽しめましたよ」とのこと。そこにチャレンジしていくガッタスの姿は絵になったし、できるならカレッツァが挑むところなんかも見てみたい。

あと、Little Gatasの紅白戦が紅白戦なのに完全決着PKまでもつれ込み、蹴るたびにちびっこたちが一喜一憂する展開となったんですが、これを見ていて「おお」と思う自分はやっぱ去年1年間ですっかりスフィアにはまったんだなと再確認しました。

一方、スフィアリーグすかいらーくグループCUPの間で行われた借り物競争は会場へ集まったファンへのサービスという意味ではステキな催しだと思いましたが、決勝戦の前にあれってのは流れ的に熱が逃げていく気が。特に並んでからゲームが始まるまでの間にやきもき。一因になっていたのは、はち巻きとオタマをレースごとに使い回していた学園祭的準備不足。それぐらい各チーム分用意しておけばよかったのに。とかなんとか。試合自体はそれぞれ白熱してましたが、決勝戦がまたまたゴレイロからのキック大会になったのは切なかった。

でもね、そんな少しどんよりした気持ちを大会後のファンタジスタ、キャプテン丸山葵ちゃんの涙交じりの挨拶が救ってくれました。選手たちの熱はまだまだ冷めてないのだな、と。

記者会見に行けないまま

  • 2007.04.24 Tuesday
  • 01:45
今日、ガッタスさんが参戦するのか、立ち上げの中核なのか、いまいちよくわからないけれども、「すかいらーくグループガストステージ」の記者会見ありました。んが、しかし、リリースをいただいたものの、別件とまるかぶりで会場には行けず終い。

そんなわけで、スポナビさんや日刊スポーツの記事をチェックしてみたわけですが……。うーんとアディダスさんと日本航空と資生堂のチームとガッタスさんの4チームが総当たりで5大会を戦う、と。これが発展してFリーグ女性版へとつながっていくのでしょうか。でも、記事を読む限りは働く女性がエンジョイモードでフットサルに触れて、競技人口が広がれば……ってニュアンスが強いのかな。

参戦する日本航空のサムライクルー(勇ましい名前だなぁ)はすでにガッタスさんと試合をしたことがあるようで、その結果は7−1でガッタスさんの勝利。まあ、1年前の話ですからメンバーの練度も変わっているんでしょうけども。

リリース情報通りならば、資生堂、アディダスの両チームもそれぞれ現役の社員のみなさんがプレーするはずで、そうなるとこれは興行として入場料を取って試合をするものなのでしょうか? という気もしたりして。

ともかくも1回目がどんな大会になるのか、興味津々ではあるのでありました。

総じて楽しんだという話

  • 2006.12.05 Tuesday
  • 12:23
「TVLIFE」さんのWebサイトにスフィアリーグファイナルステージのレポートがアップされました。丸本さん撮影のステキな写真をお楽しみください。原稿はブログに書いたものの、短縮加筆版といった仕上がりでございます。

しかし、しばし日にちが経ってから思い返してみても、ファイナルステージは見どころの多い大会だった。再確認したのはやはりスターと物語性の大切さ。そこが通常のリーグ戦とは違うスフィアリーグの魅力ですな。

戦力的に見劣りし始めたガッタスが、しぶとい試合運びで決勝へ進む。藤本美貴や辻希美らが集中したプレーを見せる。と、同時にアイドルとして観客席を煽る。ずおおおおっと盛り上がる客席の野郎ども(女性もいますけどね)。来期はぜひ各チームがチームカラーを打ち出して、プレー以外の面でも魅力的なシーンを増やして欲しい。

たとえば、意図的なのかどうかは定かではないものの、ヒール役となったドリーム。敗れるとそれで会場が沸くのはすごくいいことだし、キャプテンの懸命さで心情的に応援したくなるカレッツァと南葛は学校の体育祭を見ているような気分にさせてくれる。平均年齢の低いスフィアの中で、30代プレイヤーが時折輝くザナドゥーには草フットサル大会を応援しているような親近感を抱く。グラビア度が高く、それゆえに戦績が伴わないミスマガ、チャクチャクはやっぱり華やかだ。

開幕当初はお笑い部門を担おうとしていた蹴竹やアサイだったが、各チームの真剣度、毎大会優勝が決まるレギュレーションから、気づけば必死にがんばる運動量豊富なチームに変わっていった。それはそれでステキなのだが、やっぱり残念だ(でも、プレー中に狙いで笑いを取るにはすごくうまくならんと無理だろうしねぇ)。ここは今以上に強くなっていただき、ゴールパフォーマンスやらを期待したい。

今のところ力はあるけど、透明感が高いのがファンタとヨツヤだろう。若くてちょこまかした10代の女子フットサルチームと、キャラの立ったゴレイロを中心に普通にうまい女子フットサルチームといった感がある。誰かひとりでもチームから芸能界的に売れる人が出てくれば、だいぶ印象も違うんだろうけど……。期待したい。(チームグッド1回見ただけなので割愛させていただきました)

と、そんなことを考えていると、各大会1発勝負よりも総当たりのリーグ戦方式の方がいいのかもと思ったりするのだが、あの公開組み合わせ抽選会はなかなかドラマチックだし、サポの多いチームのPK戦は盛り上がる。来年はどういう大会形式になるのか。そこも含めて、07年も存続していってくれることを願いつつ、選手のみなさん、スタッフのみなさん、サポのみなさん、いいものをたくさん見せてもらいました。ありがとうございます。

スフィアリーグファイナルステージ

  • 2006.12.01 Friday
  • 13:18
すごく長いので、ご注意を(笑)。

スフィアリーグ すかいらーくグループシリーズ ファイナルステージ。
いよいよ年間王者が決定するファイナルステージまでやってきた。気軽な気持ちでカレッツァを取材に行った1stステージですっかりはまってしまい、気づけば全ステージを観戦してしまった。ガッタス、カレッツァのニ強時代があり、ドリームの台頭があり、ザナドゥー、ヨツヤ、ファンタジスタが力をつけていき、グッドウィルカップではダークホースの蹴竹Gが優勝した。各チームの力の差は詰まっていき、毎回、意外な結果に終わる試合が増えていく。数ヶ月の間に飛躍的にボール扱いがうまくなった選手がいれば、これぞ芸能界と言える強い星を感じるプレイヤーもいた。個性派揃いの気ままなフットサルのリーグ戦。けれども真剣度は非常に高く、勝って笑い、泣き、負けて崩れて涙を流す。そんな選手たちを見守る気持ちと鼓舞する思いで観戦しながら、気づけばワンプレー、ワンプレーに一喜一憂するようになっていた。

開幕当初はガッタスで決まりだろうと思われた年間王者だったが、5thステージ終了時に栄光の座に最も近い位置にいたのはドリームだった。高校の体育の授業に県選抜のサッカー部員が混ざったかのように、スフィアリーグでは飛び抜けた技量を持つ宇津木めぐみ選手を擁し、二度のステージ優勝を飾ったドリーム。とはいえ、ワンマンチームではなく、ステージが進むにつれ、3番の阿部絵里恵選手、4番の高本彩選手、5番の中島麻未選手といった選手が着実に力をつけていった。
同様のことはカレッツァ、ザナドゥー、ヨツヤ、ファンタジスタにも言え、5thステージではファンタジスタが初のステージ優勝を飾り、ヨツヤは準優勝。よもやのリザーブ落ちを喰らったザナドゥーもリザーブリーグで他を圧倒して、このファイナルステージではトップリーグに戻ってきた。年間王者を狙える位置にいるのは、ドリーム、ガッタス、カレッツァの3チーム。そこにステージ連覇を狙うファンタジスタ、初優勝を目指すヨツヤが絡んでくるだろう……。そんな予想を立てて、有明コロシアムに入った。コート内ではすでにトーナメントの公開組み合わせが進行中。5thステージの成績順に各チームのキャプテンがトーナメント1回戦の枠を埋めていく。

1番目のファンタジスタが第4試合を選ぶと、2番目のヨツヤがその枠を選ぶという波乱幕開け。1回戦の第4試合で5thステージの決勝戦が再現されることになった。続いてガッタスが第3試合を選び、カレッツァが第2試合、ドリームが第1試合を選んだ。各枠の一方が埋まったところで、6番目の選択権を持つ南葛YJのキャプテン松原渓選手が登場。いつも通りのキリリとした表情で歩き出し、吉澤ひとみ選手が立つガッタスの枠に選ぶ。残るはリザーブリーグから上がってきた、ザナドゥーと蹴竹G。カレッツァを応援する気持ちからいくと、ザナドゥーにはドリームとの対戦を選んで欲しかったのだが、安田美香キャプテンが立ったのはカレッツァ、小島くるみキャプテンの横だった。となれば、蹴竹Gは当然ドリームと。

トーナメント第1回戦は第1試合ドリーム対蹴竹G、第2試合カレッツァ対ザナドゥー、第3試合ガッタス対南葛YJ、第4試合ファンタジスタ対ヨツヤとなった。

トーナメント第1試合 ドリーム対蹴竹G 2-0
 
キャプテンの7番中村摂選手を中心に豊富な運動量で足りない技術をカバーする蹴竹G。けれど、連携も高まり、さらなるレベルアップを見せたドリームが相手では少々力不足だった。前半からコートを広く使い、早く正確なパス回しでペースを掴んだドリーム。20番の宇津木めぐみ選手を軸にぽんぽんとおもしろいようにボールを動かしていく。驚いたのはゴレイロ、フィクソ、アラとつないで相手を左サイドに集めてから右サイドへ一気にサイドチェンジしたシーン。左サイドでパスを出したは宇津木めぐみ選手。美しい放物線を描いたボールは斜めにコートを通過し、逆サイドの選手にぴたり。驚かされた。
得点が決まったのは後半。序盤、蹴竹Gがロングシュートやゴール前でのFKからチャンスを得るが決められず。ピヴォの位置から猛烈な勢いでボールを追う4番こおろぎ選手のプレーが印象的。しかし、先制したのはドリームだった。右サイドを突破した20番宇津木めぐみ選手のシュート性のクロスを4番高木彩選手がちょこんと合わせて、ゴールネットを揺らす。動揺したのか、その直後、蹴竹Gの中村摂キャプテンが相手ゴレイロのパントキックを跳ね返そうとヘディング。だが、跳ねたボールは非情にも自陣ゴールネットを揺らしてしまった。これでドリームが2点リード。勝負あり。

トーナメント第2試合 カレッツァ対ザナドゥー 0-1

コートへの入場時、カレッツァ小島くるみキャプテンの気合いがこれまで以上に高い。選手全員とハイタッチをし、気持ちを高めていた。それを見ながらカレッツァらしいと思う反面、空回りの予感も……。一方、リザーブリーグで力の差を見せつけ、トップリーグに戻ってきたザナドゥー。改めて見てみるとメンバーが揃っている。でも、まあここはカレッツァの勝ちだろうという予想を立てる。
んがしかし、前半はほぼザナドゥーペース。右のアラに入っている12番松本美佳里選手、上方の座席からだと飄々とプレーしているようにも見えるが、効いている。また、交代しながらフィクソでプレーした10番小由里選手、9番安田美香キャプテンの安定度も高い。結果、ピヴォに入ったカレッツァ小島くるみ選手にはボールが入らず。アラ、フィクソとポジションを変える4番ふるけいこ選手、11番井本操選手にボールが入り、組み立てようとするところを奪われるといった苦しい展開が続く。そんななか、先制したのはザナドゥー。12番松本美佳里選手が右サイドをドリブルで突破し、シュート。ゴレイロ赤坂さなえ選手が弾いたものの、逆サイドから6番田代さやか選手が詰めて押し込んだ。
後半、カレッツァは小島くるみ選手が少し低い位置でプレーするように修正し、ボールが動き始める。突破からゴレイロと1対1のシーンもあったが、幾度もチャンスを作るもシュートはバーに弾かれる。こうしたカレッツァの攻勢をしばし凌ぐのと、ペースは再びザナドゥーへ。カレッツァ、ゴレイロ赤坂さなえ選手は大忙し。枠内シュートを何度弾き返したことか。最後方からチームを鼓舞するも、味方のゴールは生まれず。カレッツァの年間王者への挑戦は入りすぎた気合いともに1回戦で終戦。ザナドゥー、強い。

トーナメント第3試合 ガッタス対南葛YJ 0-0 PK2-0

前後半、共に互角の戦いだった。ここ数ステージ、パスを回し、相手を崩してゴールを奪う。そんな戦い方にこだわり続け、逆に個人の勝負が少なくなっていたように思えたガッタス。このファイナルステージでは、纏う空気をがらりと変えてきた。それを体現し、会場全体に知らしめ、サポーターを煽ったのは6番藤本美貴選手だった。前半のみの出場だったが、ボールを持ったら離さない。前へ前へ。自分が決める。強い意志を感じるドリブルで、やや南葛YJペースだった試合を活性化。ワンフェイク入れ、ひとりを交わし、半身の状態からターンして縦へドリブルで抜け出したシーンでは会場がどよめいた(シュートには至らず)。一方、南葛YJは松原渓キャプテンがコートにいない時間も安定した力を発揮できるチームになった。全体を落ち着かせているのは、フィクソの吉川綾乃選手。読みが良く、ゴール前で決定機の芽を摘んでいく。奪ったボールは高いキック力ではっきりクリア、もしくはシュート。左右にフリーの味方がいれば、パスをつなぐプレーもできるようになってきた。また、18番の松本さゆき選手も好プレーを見せ、シュートチャンスの数は南葛YJが上。だが、この日のガッタス、ゴレイロ辻希美選手は当たっていた。
試合はそのままPKとなり、YJが先攻、10番KONAN選手のシュートはゴール上を強襲するも辻希美選手がブロック。ただでさ、ガッタスサポが大盛り上がりの会場がさらに沸く。後攻ガッタスは8番あさみ選手が登場。この日でガッタスを去る彼女は思いきりのいいシュートをゴール左に突き刺した。YJの2番手は18番松本さゆき選手。ボールをセットする動作が硬い。シュートは左に外れた。ぴょんぴょん跳ねて喜びを表す辻希美選手。ガッタスのキッカーは同じくこの日で引退する4番のみうな選手。緊張もあるはずなのだが、ゴール右上へ豪快に蹴り込んだ。あそこを狙ったとしたら、その勇気に敬意を表したい。

トーナメント第4試合 ファンタジスタ対ヨツヤ 0-0 PK3-2

この2チームが年間王者を目指す3チームの前に立ちはだかると予想していたので、この組み合わせは残念だった。試合の方は5thステージの決勝戦を再現したかのような展開。ペースはファンタジスタが握り、ヨツヤは堅守で耐え切る。ファンタジスタでは2番佐々木蓮選手と9番かりん選手のホットラインが目立つ。キックインから再三チャンスを作るが、ゴールネットを揺らすことができない。その後も2番佐々木蓮選手、14番丸山葵キャプテンがチャンスメイクするも、ピヴォ青谷優衣のシュートはもうひとつヒットせず。ヨツヤ、フィクソ斉藤リコ選手、ゴレイロ伊藤雅子の壁が破れず。
そのままPKとなり、ヨツヤ先攻、1番手は14番村田千鶴選手。シュートはゴレイロ奥山明日香選手の正面をついてしまい、止められる。ファンタジスタ1番手は9番かりん選手。きれいなフォームから放たれたシュートはあっさりとゴール右上に決まる。ヨツヤ2番手は8番小出真保選手。トゥーで思い切り蹴ったシュートは低い弾道でゴール右下に決まった。ファンタジスタ2番手6番青谷優衣選手のシュートは、バーに弾かれるもゴレイロ伊藤雅子選手に当たり、ゴールへ。こんなシーン、以前も見た気がする。ヨツヤ3番手3番斉藤リコ選手はゴール左上へ確実に決めた。決めれば勝ちのファンタジスタ3番手は14番丸山葵選手。緊張気味に見えたが思い切りのインステップキックはゴール左横へ決まり、勝負あり。
確実なキッカーの少ないヨツヤはPKになると厳しい。

準決勝 第1試合 ドリーム対ザナドゥー 0-2

年間チームポイント18のドリーム。この準決勝を勝ち抜き、決勝に進めば追うガッタス(チームポイント16)が優勝しても得失点差で年間王者をほぼ確実なものにできる状況(優勝で6ポイント、準優勝で4ポイント。得失点差はドリームが圧倒的に上回っている)。いつも以上に広範囲に動き、ボールを引き出しては動いていく20番宇津木めぐみ選手。そのままドリームがペースを握るかと思われたが、同じアラの位置に入ったザナドゥー12番松本美佳里選手が躍動。今まで少し抜いていたでしょ? と意地の悪いことも言いたくなる動きで、20番宇津木めぐみ選手を押さえ、ピヴォの3番MANAMI選手にパスを通し、ときには自ら切り込みシュートを放つ。前後半通して、12番対20番のマッチアップは見応え十分だった。
最初に大きなチャンスをつかんだのはザナドゥー。3番MANAMI選手が抜け出し、ゴレイロと1対1に。慌てて戻った20番宇津木めぐみ選手が後方からファールを取られる可能性もあるプレーでボールを奪う。幸い、笛は鳴らず、怪我もナシ。ザナドゥーはドリームのフィクソ5番の中島麻未選手からアラやピヴォへ出たパスを出足良く狙い、中盤を圧倒。年間王者へのプレッシャーもあったのか、ドリームは徐々に押し込まれてしまう。そんな状況でザナドゥーが先制。12番松本美佳里選手のシュートパスを3番MANAMI選手が合わせて、ゴール。追うドリームは20番宇津木めぐみ選手の個人技をスパイスに猛攻をかけるもシュートが枠を捉えない。逆にキックインから追加点を奪ったのはザナドゥー。直前に交代でピヴォの位置に入った2番仁藤優子選手が、ふわりと入ってきたクロスボールをニアサイドでヘディング。角度を変えて、ゴールに流し込んだ。10代の頃、好きだった同世代のアイドルがここで活躍しちゃうのはうれしいかぎり。この追加点が大きなダメージとなり、焦るドリームは攻め切れず。試合はそのまま終了。
これでドリームの年間チームポイントは20でストップ。これはガッタスの逆転があるのかも……。

準決勝 第2試合 ガッタス対ファンタジスタ 0-0 PK4-3

組織立った攻めで試合をコントロールするファンタジスタに対して、カウンター気味の攻撃と個人技で反撃を試みるガッタス。前後半を通じて、そんな展開だった。ガッタスで光ったのはゴレイロ辻希美選手と6番藤本美貴選手、7番是永美記選手。特に辻希美選手はファンタジスタの9番かりん選手らの強烈なシュートに対して好セーブを連発したかと思えば、スローを相手に渡すミスを連発したりと、いろんな意味で目が離せぬプレーぶり。また、1試合目に続き、試合のペースを変えていたのは6番藤本美貴選手の強引な突破とシュートだった。前半のキックインからのシュート、コーナーキックからのシュート、後半終了間際の7番是永美記選手のフリーキックに合わせたシュートなど、惜しいシーンを作り、会場を沸かせた。結果、試合全体を通せばファンタジスタペースだったにもかかわらず、PKへ突入した時点ではガッタスがしっかり守り切ったという雰囲気に。この辺り、公式記録などで結果だけを見てしまうとわからぬライブ感である。
PKはガッタス先攻、1番手は7番是永美記。左上へ豪快に突き刺す。落ち着いている。ファンタジスタは9番かりん選手。こちらも落ち着き払ってのシュート。ゴール右下に狙いを定めて流し込んだ。ともにゴレイロはノーチャンスのいいシュートだった。2番手は4番みうな選手。思い切りよく放ったシュートはゴレイロ正面に飛ぶ、止められたかと思った直後、ボールは股下を抜けてネットを揺らした。迷いないキックがボールにスピードを与えたゆえの結果だろう。ファンタジスタ2番手は6番青谷優衣選手。左上に決める。ゴレイロ辻希美選手一歩も動けず。3番手は8番あさみ選手は豪快に左上へ突き刺した。この時点で会場のガッタスの声援は波打つような盛り上がり。この日、引退するふたりをPKキッカーに据えた采配は見事だった。声のプレッシャーは大きく、ファンタジスタ3番手14番丸山葵選手のシュートは左バーに当たり、失速。ゴレイロが掻き出せるタイミングがあったように思えたが、そのままラインを割ってゴール。辻希美選手は何度もコートを叩き、悔しがっていた。勝負が決まったのは4番手のキッカーによってだった。ガッタス11番里田まい選手が左上にシュートを決め、ファンタジスタのキッカーは2番佐々木蓮選手。緊張ありありの様子でボールをセットした直後、会場を見回してしまう。シュートはゴレイロ辻希美選手の正面へ。瞬間、歓声が響き、ガッタスが決勝進出を決めた。

決勝 ザナドゥー対ガッタス 0-0 PK2-1

カレッツァ、ドリームを破って初の決勝進出を決めたザナドゥー。優勝すればチームポイントが22となり、年間王者の座が決まるガッタス。マスコミ的ストーリーとしては、ガッタス久々のステージ優勝&年間王者というニュースはわかりやすく、ぜひってところ。しかし、まあ、冷静に両チームを比べれば、ザナドゥーがチーム力で上回っている。それでも芸能人として星の強さで、6番藤本美貴、9番石川梨華、10番吉澤ひとみあたりが一発決めてくれるのではないかと期待しつつ、試合開始を見守る。
前半、予想通り、ザナドゥー攻勢。12番松本美佳里選手が好プレーを見せ、ピヴォの3番MANAMI選手のポストが効き、ガッタスの左サイドを制圧する。開始直後から、3番MANAMI選手のパスを受け、6番田代さやか選手がシュート、12番松本美佳里選手のパスから3番MANAMI選手がシュート。12番のコーナーキックを6番がヘディングシュート、そのこぼれを3番がシュート……。いずれも枠を捉えたシュートだっただけに、ゴレイロ辻希美選手の好セーブが光った。会場が沸く沸く。ガッタス最初のシュートチャンスは4番みうな選手のキックインから。ゴール前で8番あさみ選手が受けてシュート……も決まらず。ガッタス6番藤本美貴選手が12番松本美佳里選手とマッチアップするシーンも多く、見どころとなっていた。終了間際にはルーズボールに飛び出したゴレイロ辻希美選手と12番松本美佳里選手が交錯。松本選手は看板にぶつかり、そのままベンチへ(すぐにピッチに戻ってきた)。ガッタスはパスがつながらない。7番是永美記選手のフリーキックも浮いてしまい、ゴールが遠い。途中出場の吉澤ひとみ選手も目立った活躍は見せられず、前半終了。

後半、ペースを握っているは変わらずザナドゥー。3番、12番、9番安田美香選手らがシュートを放ち、それを3番柴田あゆみ選手が体を張って止めたり、ゴレイロ辻希美選手がセーブしたり。そんななか、後半5分、ゴール前の混戦で辻選手が負傷。右足の膝? を痛めたか。あるいは攣っただけだったのか。会場からは屋根を揺らすような希美コール。なんとか立ち上がり、プレーに戻る。その後も12番松本美佳里選手がゴールを脅かし続けるが、得点は生まれず。ガッタスの逆襲は散発的なもの。7番是永美記選手のドリブル突破からシュートが目立った程度。一方、ザナドゥーのシュートはバーに当たる当たる。後半だけで3、4本はバーに跳ね返されていた。長いロスタイムの末、スコアレスドロー。ガッタスは3試合連続無得点無失点。この時点でMVPを選ぶなら、間違いなくゴレイロ辻希美選手だった。
PK戦、先攻はザナドゥー。10番小由里選手は丁寧にコースを狙ったシュートを放つものの、右に外す。ガッタス1番手は7番是永美記選手。豪快にゴール右に突き刺す。迷いのないシュートであった。ザナドゥー2番手は再三チャンスを作っていた12番松本美佳里選手。ガッタスサポからのブーイングにも心揺らがず、逆に黙らせるかのような落ち着いたシュートをゴール左下に流し込んだ。続いてガッタス2番手は4番みうな選手。緊張からかシュートはゴレイロ中村真弓選手の正面へ。きっちりセーブした。ザナドゥー3番手は6番田代さやか選手。ここは9番安田美香キャプテンだろうと読んでいたので、驚いた。そして、田代選手は明らかに緊張気味。シュートはゴレイロ辻希美選手の正面へ。ところが、それまでの好セーブぶりからは考えられないセービングミス。正面に弾いたはずのボールはゴール左隅に転がっていき、そのままネットを揺らした。これで逆に決めなければ負けてしまうガッタスの3番手はあさみ選手。右足を振り抜いたシュートはややミートし切れず、左に外れていった。

この結果、ザナドゥーがカレッツァ、ドリーム、ガッタスを破っての初めてのステージ優勝を決め、ガッタスは準優勝。年間王者はチームポイント20で並んだものの、得失点差でドリームとなった。表彰式、涙で言葉を詰まらせた安田美香キャプテン、橘佳奈キャプテン、小島くるみキャプテンに対して、爽やかな語りっぷりでこれからも応援よろしくと言い切った吉澤ひとみキャプテン。こうしたキャラクターの違いもまた、楽しいところ。すべて表彰が終わり、青島アナの熱く長いトークとともに幕を閉じたスフィアリーグ。来年もあるらしいよ。よかったよかった。

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