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日々の記録でございます
ニャチャンでジャケットを作ったら
せっかくベトナムにやってきたのだから、オーダーメイドを試したい、と。
そんなわけで、連泊するニャチャンにて、服作りにチャレンジしました。
街にはホイアンテーラーという名のオーダーメイド店が2店舗あります。
(ベトナムのホイアンが繊維の街だからあやかっているようです)

Hoi An Tailors
Hoian Tailor

僕らがホテルの方のオススメを聞き、向かったのはHoian Tailorで、「ニャチャン、ホイアンテーラー」でググると出てくるのは、Hoi An Tailors。
店構えは後者の方が素敵ですが、Hoianのお店の人たちはかなりフレンドリーで楽しい生地選び&採寸でした。

注文の流れは、こんな感じです。
店にあるさまざまなファッション誌を眺める。
気に入ったらデザインを見つけたら、「こんな感じ」とリクエスト。
店にある生地から似たの(欲しいの)を選んで、採寸。

翌日、店に行き、仮縫いが済んだ服を試着。
再び採寸しながら、修正の依頼を出す。
翌日、完成。
都合3日かかる計算です。

僕が作ってもらったのは、ジャケット。
元ネタは店に置いてあったファッション誌の写真で、胸のポケットにポイントカラーが入ったかわいいデザイン。
「これがいい」と指差したら、店のお姉さん「OK!」と力強くうなづきます。
ほんまかいな? と思いつつ、生地を選び、採寸。
この時点で写真のジャケットとは微妙に異なる素材の生地なんですけどね(笑)。
翌日、再びお店に行くと、仕上げ担当らしきお父さんが登場。
僕の左右の手の長さ違うことなど発覚し、採寸し直してくれます。
オーダーメイド初めてだったので、ちょいと感動。
しかし、胸のワンポイントはいまいちな感じです。

「もうちょっと明るい色」でというのを会話帳と店にある生地でなんとか伝え、夏に着たいから裏地はいらないともリクエストしたのですが…。
翌日、完成品を取りに行くと、ポケット周りはまあまあ、ダサかわいい感じに仕上がっていたのですが、裏地はばっちり。夏用のつもりが秋用という仕上がり。
しかも、なぜか裏地の生地にアディダスのロゴが!
絶対、こんなのオフィシャルじゃないよなーと思いつつも、一点物感はアップしたのでニヤリ。
お値段は110ドルでした。

安くはないですが、やりとりも仕上がりもいい思い出っつうことで、ヨシとしましょう。
もし、次の機会があったら、スーツにチャレンジしてみたいと思います。


| | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ニャチャンでぼんやりまったり
ようやく今回の旅の目的地、ニャチャンにたどり着きました。
宿泊先は大変ステキなリゾートホテルを2件ハシゴ。
海っぺたの田舎町に5泊しちまおうという試みです。

何が「試み」かというと、我が相方さんは、綿密な計画を立て1日に1ヶ所はハイライトを配置するタイプの旅をしてきた人。
そんな相方さんにとって、ぼんやりまったりの旅はまったくの新たな試み、というわけです。
ざっくりぼんやり、とりあえず見慣れる街をうろうろ歩けば楽しい僕としては、この路線も開拓されると将来に向けてありがたいというところ。
結果は「悪くないね!」との評価となり、今後もぼやっと旅路線、継続できそうです。
よかったよかった。

というわけで、ニャチャン。
最寄りの空港は、カムラン空港と言いまして、ニャチャンの中心地までクルマで40分くらい。
ホテルに送迎予約か、エアポートタクシーか、タクシーかという選択です。
タクシー料金は帰国後に調べ直したところ、38万ドンで統一されている模様。
(メーター表示通りに30万ドン近く余計に払っちまったよ…)

街の作りは基本的に海辺が賑やかで、鉄道のニャチャン駅のある内陸に向かうにつれて、ローカル色の強い田舎街に。
海沿いにはシェラトンやらノボテルやらの大型ホテルをはじめ、大中小さまざまなホテルが立ち並び、いまだ建設途中のニャチャンセンターというショッピングモール(というほどでもないけど、それなりに楽しい)、4種類のドラフト地ビールが楽しめるルイジアナブリューハウス(寿司バーも併設。食べてないけど。ビールはうまかった)など、観光気分盛り上がる施設が。

また、何食かベトナム料理から離れたいなってな時にも、イタリア人のフェルナンドさんが経営しているイタリアン、ダ・フェルナンドやら、ドイツ料理、ロシア料理、フランス料理、日本料理、韓国料理、中華料理とよりどりみどり。小さな街なので、ふらふら歩き、混んでいる店を狙えば、間違いないか、と。ファーストフードで安心したいという場合は、ニャチャンセンターにケンタッキーとロッテリアがありました。

滞在中の主なアクテビティは、マリンスポーツなんだと思いますが、まったくなんにも挑戦せず、僕らのしたことと言えば、テイラーで服をオーダーメードしたくらい。
あとはひたすら、ぼんやりまったりしてました。

| | 02:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
日本人には見えないと言われるでしょうベトナム
翌日、午前中、しばし、ホテルの周りをくるくる歩き、「フォー24」なるフォー屋さんで朝ごはん。
ガイドブックにも載っているチェーン店で、雰囲気はリンガーハットという感じ。
メニューも写真付きで、注文も非常にスムーズ。
ローカル店を攻める気合いやら時間やらを欠いている時には、良き選択肢か、と。
鶏肉のフォーをするするいただき(啜るのがマナー違反と書いてあったので、スプーンに載せてはぐはぐ食べたわけですが、やはり麺は啜りたい…と唇が不満気でした)、ホテルに戻り、タンソンニャット国際空港の国内線ターミナルに向かいました。

ホテルの前でフロントのお兄ちゃんが止めてくれたタクシー。
偶然にも運ちゃんが日本語を駆使する人で、予想外に楽しいひと時。
最初は観光客狙いのカタコト日本語作戦か? と警戒したものの、しばし、話していると、あまりにも会話がスムーズ。
不思議に思って聞くと、浜松のホンダの工場で3年働いていたとのこと。
船のエンジンを作っていたそうで、また日本で働きたいと言っていました。

印象的だったのは、彼がバックミラーでしげしげと僕の顔を見て放ったひと言。
「日本人に見えないと言われるでしょう」
たしかに上海人の日本語使いにも「上海っ子じゃないの?」と言われた過去がありますけども。
「じゃあ、何人に見えるの?」
「マレーシア人(シンガポール人だったかも)だね。奥さんは一目で日本人だとわかるけど」
ダイバーシティを体現するアジア顔なんですよ、ええ、ええ。
渋谷に2回遊びに言った話を聞かせてくれた彼が、再び日本で技術を活かして働ける日を願っております。

そんなこんなで空港についてみると、11時台に飛ぶはずの飛行機が、13時台に変更。
まあまあ、これくらいのことはありますよね。うん。
と、国内線ターミナルをうろうろ見て回っていると、しばらく後、さらなるディレイが判明。
なんと15時台になってしまいました。やるな、ベトナム航空。
おかげで発見できたのは、国際線ターミナルの4階(現地表示の3階、1階がGで、2階が1階なので)にある飲食スペースは店は何か頼めばWiFi使い放題だってことくらい。
その後、ディレイの謝罪サービスということで、国内線ターミナルのしょぼい食堂でショボめのランチをいただき、待ちくたびれた末にようやくニャチャンへと飛び立てたのでありました。

| | 11:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ホーチミンの夜
ゴールデンウィーク。
いくつかの原稿は抱えながらも、ちょいと前倒しでお休みを取り、ベトナムに行ってきました。
ホーチミン、ニャチャンとめぐる初めてのベトナム。
個人的には「グッドモーニング・ベトナム」「プラトーン」「フルメタル・ジャケット」「ランボー」と、戦争映画での刷り込みばかりが大きな国です。

しかし、旅立ち前にBSのあんまり馴染みのないチャンネルでやっているアジア旅番組にて、高田純次さんがホーチミンを観光している回を鑑賞。
がらりと印象の変わりました。
観光客向けのビジネスも華やかで、市内はきらきら。
商売ッ気のたっぷりの商人たちが、楽しげなサービスを展開。
つくば万博の頃から始まった「ドイモイ」は、しっかりと成果を残しているようです。

出発は成田から。
夕方発の便でホーチミンのタンソンニャット国際空港到着は22時くらい。
空港から市内へのタクシーのトラブルは多いと聞き、滑り出しから嫌な気分にならないようタクシーチケットを購入してのエアポートタクシーを選択しました。
利用したのは、サイゴンツーリストタクシー。
理由はチケット売場のお姉さんがスーツ姿だったから。
1区のホテルまで10ドルとのこと。
チケットを買うと「ついておいで」と言ったきり、振り返りもせず、タクシー乗り場の端っこへずんずん、ずんずん歩いていきます。
カバンをごろごろ引っ張りながら、必死で食らいつく僕ら。
やっぱり夜遅くの到着は意味もなく不安な気持ちになりますね。 

お姉さんはタクシーチケットを運転手に渡し、目的地をベトナム語で伝えると、すたすたと去って行きました。
車内に乗り込むと運ちゃんはぐいっとアクセルを踏み込み、ぶおーんっと発進。 
わずかな隙間に滑りこむドラテクで、混み合う空港の料金ゲート付近を通り抜けると、クラクション鳴らしまくりで市内へ。 
噂通りの道行くバイクの量に目を見張りつつも、移動疲れでぐにゃりとしているうち、タクシーは繁華街に。 
ドンコイ通りに近いホテルの前に無事、到着。 
降車時に運ちゃんが10万ドン払え的なことを言い出しましたが、空港のお姉さんは「すべてインクルードよ」と言っていたので、無視して下車。
 運ちゃんは追ってくることもなく、走り去って行きました。 まあなんというか、もう払えば払ったでラッキーってとこなんでしょうか。 

幸いホテルのフロントのお兄ちゃんが気のいい感じで、嫌な感触はすぐに消え、荷物を置いた後、深夜と言っていい時間のドンコイ通りへ。 
白人のおっさんとベトナム美人の組み合わせが目立つバーくらいしか飲食店が空いておらず、コンビニ(サークルKがいっぱいあった)で333とタイガービールを買い、ビアパブみたいなところで深夜食を包んでもらい、一夜目は終了。 
後ほど、サイゴンツーリストタクシーをネット調べると「あんま利用しない方がいいよー」扱い。 
二重払いしたところで、10ドル=800円+10万ドン=400円の1200円。 
羽田から丸の内までタクシー乗ったと思ったら、安いもんなわけですが、そこはそれ。 
タクシーにボラれるのは、なんか癪に障るじゃないですか。
| | 00:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
勝ち負け経済活動ではないようです
昨夜は黒鉄ヒロシさんのインタビューでした。
「BIG tomorrow」での連載の最終回。
これまで何度も肚にすとんと落ちる言葉をいただきました。
思いつくままに過去記事から抜粋。

モテるには? という年若の問いに対して。
「男はついつい見栄を張り、まじめに、自分は無傷のままモテようとします。」

叱ると怒るの違いを語りながら。
「人を叱るには自己犠牲が必要で、面倒な行いです。つまり、あなたの身の回りに叱ってくれる大人が入るなら、それはとても恵まれた環境だということです。」

自分探しの罠について。
「自分を探し当てれば、孤独がなくなる? お好きなように、です。」

気の効いたお礼の仕方ってありますか? という中学生みたいな質問に。
「返礼は要点は、金額の多寡ではない。相手を思ったアイデアがあるかどうかではないでしょうか。」

昨夜はギャンブリングについてうかがいました。
またも見出しになりそうなパンチのある言葉が次々と。
これでおしまいなんてさみしいなぁ。
| お仕事/インタビュー | 11:33 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事
クアトロ・ラガッツィ
桜が咲いて、葉桜になって、「GWはどうされるんですか?」と挨拶するようになって、楽しい季節はどんどん進んでいきますねー。
ここのところ、たまりたまっているインタビューデータをせっせと書き起こす毎日。
1本片付いた! と思ったら、その日の午後にまたインタビューに行っているという。
無限ループです。でも、途切れたら商売も止まってしまうということなので、はい。

ライフネット生命保険の出口治明社長の本を読んでいて、天正少年使節について若桑みどりさんが書かれた「クアトロ・ラガッツィ」という本を知りました。
2007年に出版された分厚い作品のようです。
超絶読書家の出口社長が最後に徹夜した本として大絶賛。
これはなんだかおもしろそう。イタリアのこともいっぱい出てきそうだし、と。
しかし、自分がぼんやりとしっている天正少年使節の知識は、「九州にいたキリシタン大名がより関係を深めようとヨーロッパに若者を送り出したら、スペインの王様や時の教皇に歓待されて、えらいことになった」という程度。
ド直球の研究書だったら、読むのが難儀だろうなと思っていたわけです。

そしたら、昨日の取材帰り。
平台に浅からぬつながりのあるベンジャミン・フルフォードさん特集コーナーがあることを発見し、驚愕してしたりしながら、目黒のアトレの有隣堂をうろうろ。
そろそろ今、読んでいる「虚報」も読み終わるなぁと文庫コーナーをつらつら歩いていたら、ありました。
棚差しになった集英社文庫版「クアトロ・ラガッツィ」です。
文庫になってるんだ! そして、探していなかったのに出会うなんて、何かのご縁に違いないと早速購入。
三田線に乗って、さっそく読み始めたら、ぐいぐいきます。
大先輩をつかまえて、こんなことを書くのは失礼ですが、とにかくいいプロローグで、なにより、文章がうまい。
あっという間にイタリアへ向かう船旅にトリップしてしまい、乗り換えるはずの大手町を一駅行き過ぎ、あれあれ、と。

話はまだ、天正少年使節前夜、ポルトガル人の豪商がなぜにイエズス会に入会し、大分県に居を構えたのかのあたり。
分厚い上下本はゆっくりゆっくり楽しめそうです。
| お仕事/その他 | 11:04 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
あの街もこの街も死体だらけ
仕事を抜け出し、園子温監督の特集上映中の目黒シネマへ。
PFFスカラシップで制作された「自転車吐息」、ハチ公前の交差点を占拠した「東京ガガガ」と、街で暴れている人という印象の強い園監督も気づけば、ヴェネツィアだ、カンヌだという国際的な監督に。
継続は力なり。
あるいは日本と世界が病んで、監督の世界に追いついたのか。

この日、見たのは「冷たい熱帯魚」と「恋の罪」の2本。
園監督がインディーズで他を寄せ付けない(時には観客も)映画を撮り続けていた90年代半ばに起きたふたつの事件、埼玉愛犬家連続殺人事件と東電OL殺人事件をモチーフにした作品です。
世の中便利になったもんで、ウィキさんで検索すると、両事件の概要をすぐに見ることができるので、ぜひ。
リアルタイムで報道に接していた時は、どちらの事件にも無数の「?」が浮かび、いたく好奇心を刺激されたもんでした。

「冷たい熱帯魚」で、ボディを透明にし続けるカリスマ熱帯魚ブリーダーを演じたでんでんさんの名演は、まあ、説得力のあること。
その演技を受けた吹越満さん、黒沢あすかさんも見事でした。
もちろん、監督の嫁さんとなった神楽坂恵さんの透明にしようもないボディもね。
もし、自分が同じような流れで事件に巻き込まれたとしたら、主人公と同じく引きづられていくに違いないと。
熱帯魚店の2階の応接スペースのチープさがすばらしくて、美術スタッフの仕事っぷりにも拍手したい。

「恋の罪」は、中盤以降、やや置いてきぼりに。
2本立ての連続上映、4時間過ぎて疲れちゃったのもあったのか。
うねる女たちの世界についていけなくなっちゃいました。
女性の感想を聞いてみたい。

じつは園監督の映画を見るのは「紀子の食卓」以来。
どこまで行っても家族が安定しないさまは、「自殺サークル」のころから変わっておりません。
かといって孤立の果ての自立が幸せみたいな描き方も一切せず。
これが海外でクール・ジャパンだと思われてるんなら、ちょっと怖い。


| 映画 | 11:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |